カテゴリ:JR東日本(山梨・長野・新潟エリア)
今回は、甲信地区で活躍する211系のうち、幕張車両センター、高崎車両センターから転属してきた3000番台を掲載します。211系3000番台は、東北本線・高崎線系統の115系初期車の置き換えのために新製されたロングシート車です。国鉄時代の1985年からJR化後の1991年まで導入が続けられました。
東北本線・高崎線時代はすべて5両編成でしたが、2006年ごろにグリーン車2両の組み込みが行われた関係で大規模な編成の組み換えが行われました。さらに、E231系の導入で余剰になった3000番台は5両編成のままで2006年から房総地区(幕張車両センター)に転出し、房総地区の113系のうち状態の悪い車両(1000番台初期車など)の置き換えが行われました。 房総地区では2009年から209系の導入が始まったことに加え、東北本線・高崎線ではE233系が導入されたことにより211系が置き換えられました。置き換えられた211系は長野地区で新たに活躍をはじめました。このうち旧幕張所属車と旧高崎所属車の一部編成は、長野総合車両センターへの転属に当たってサハ2両を廃車し、3両編成に組み替えられています。 現在の3000番台の運用は中央本線(立川~塩尻間/中央東線)・篠ノ井線・信越本線(篠ノ井~長野間)・大糸線に加え、JR東海管内の中央西線(塩尻~中津川間)・飯田線(飯田~辰野間)にも乗り入れ、広範囲に活躍しています。また、1000番台が中心的に運用されている富士急行線に乗り入れる場合もあります。 甲府駅で撮影したN302編成です。幕張車両センターから転属してきました。編成は(クモハ211-3053・モハ210-3053・クハ210-3053)です。 甲府駅で撮影したN303編成です。幕張車両センターから転属してきました。編成は(クモハ211-3054・モハ210-3054・クハ210-3054)です。幕張からの転属編成は、前面の表示器が幕式となっています。幕張時代は路線名(「総武本線」「外房線」など)を表示していましたが、長野では先代の115系と同じく、「普通」「快速」といった種別表示となっています。 甲府駅で撮影したN304編成です。幕張車両センターから転属してきました。編成は(クモハ211-3055・モハ210-3055・クハ210-3055)です。幕張から転属してきた211系は、私もかつて通学でお世話になった車両なので、山梨・長野で再会できたことに非常にうれしく思いました。 甲府駅で撮影したN308編成です。こちらは高崎車両センターから転属してきました。編成は(クモハ211-3016・モハ210-3016・クハ210-3016)です。 甲府駅で撮影したN309編成です。高崎車両センターから転属してきました。編成は(クモハ211-3017・モハ210-3017・クハ210-3017)です。 甲府駅で撮影したN310編成です。高崎車両センターから転属してきました。編成は(クモハ211-3018・モハ210-3018・クハ210-3018)です。高崎から転属してきた3000番台は、国鉄時代に製造された比較的古い車両が多いです。また多くの車両で、前面表示器がLED式となっています。 上諏訪駅で撮影したN312編成です。高崎車両センターから転属してきました。編成は(クモハ211-3023・モハ210-3023・クハ210-3023)です。この編成はJR化直後に製造された3000番台です。 甲府駅で撮影したN314編成です。高崎車両センターから転属してきました。編成は(クモハ211-3048・モハ210-3048・クハ210-3048)です。 甲府駅で撮影したN316編成です。高崎車両センターから転属してきました。編成は(クモハ211-3050・モハ210-3050・クハ210-3050)です。 N314・316編成の前面上部の表示器は、珍しく白地に黒文字の幕が入っています。また、もう一方の先頭車の表示器はLED式となっており、異色の編成です。 岡谷駅で撮影したN332編成です。幕張車両センターから転属してきました。編成は(クモハ211-3041・モハ210-3041・クハ210-3041)です。飯田線に直通する快速運用に充当されていました。 塩山駅で撮影したN333編成です。幕張車両センターから転属してきました。編成は(クモハ211-3042・モハ210-3042・クハ210-3042)です。幕張車両センター所属時にクモハのパンタグラフが2つ設置されていた車両を含む編成は、長野ではN330番台の編成番号が付いています。 甲府駅で撮影したN334編成です。幕張車両センターから転属してきました。編成は(クモハ211-3043・モハ210-3043・クハ210-3043)です。 車内です。この写真は高崎所属だったN308編成のもので、基本的に幕張・高崎時代と大きな変化はありません。 車番プレートはアクリル製のものが設置されていますが、製造時とは異なり写真のように接着されているものもあります。(N308編成) こちらは製造時からのプレートが残っています。(N304編成) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.12.27 17:25:39
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