カテゴリ:路線レポート・鉄道その他
今回は、山形新幹線用の初代車両400系、411-3号を掲載します。日本初の「ミニ新幹線」(既存の在来線を改軌して新幹線車両を走行できるようにした新幹線)に対応する車両です。
400系は、東北新幹線と既存の在来線の奥羽本線を直通できるように設計された車両で、規格は在来線に合わせられているためほかの新幹線車両よりも一回り小さいサイズになっています。 1990年(平成2年)に試作車が、1992年(平成4年)から量産車が製造され、同年の山形新幹線の開業当初から主に200系と連結して東京~福島間、単独で福島~山形間を走行していました。 当初は6両編成でしたが、1995年(平成7年)からは中間車(429形)を連結して7両編成となりました。1999年(平成11年)からは同年に増備されたE3系1000番台と同じカラーリングに変更されています。またE4系と連結して運行される列車も登場しました。 その後はE3系1000・2000番台の増備が進んだため運用を離脱する編成が増加し、2010年(平成22年)に運用が終了しています。 鉄道博物館に保存されている411-3号車は1992年に川崎重工業で製造されたL3編成の先頭車で、400系の中で最後まで残った編成でした。鉄道博物館入りする際に登場当初のカラーリングに復元されています。 「400」をあしらった側面のロゴマークです。それまでの200系とは大きく異なる未来的なデザインで、現在多くの新幹線車両の側面に施されているロゴマークのはしりといえます。 行先表示器は幕式のものとなっていました。 所属銘板と製造銘板です。「山形ジェイアール直行特急保有」という、山形県やJR東日本などが出資する第三セクターが車両を所有していたことから、「JR東日本」の銘板が付いていないのが特徴です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.05.01 14:50:50
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