カテゴリ:路線レポート・鉄道その他
今回は、鉄道博物館の休憩や食事スペースとして開放されている車両のうち、455系を掲載します。
※新型コロナウイルスの影響で、現在は利用が中止されています。 白地に緑帯の「東北色」が印象的な455系です。鉄道博物館には同じ455系のクモハ455-1の展示がありますが、そちらが国鉄急行色で前面が原形をとどめているのに対して、この455系は民営化後に更新工事をうけているため、前面の形状が異なっています。 この455系は仙台車両センターに所属していたS-4編成のクハ455-2+モハ454-4です。元々は東北本線系統の急行列車用として活躍し、1985年からは普通列車として東北本線・常磐線・仙山線などで活躍しました。ドア数が少ないことやデッキ付きでラッシュ時に使用しにくかったこともあり、701系やE721系などに置き換えられる形で2008年に引退しました。 高崎線・川越線沿いの屋外に展示されており、電車内から見ることもできます。館内からは写真の撮りにくい場所にあり、このように木や周辺の構造物等にさえぎられてしまいます。 クハ455-2とモハ455-4は、2両連結して展示されています。 モハの車端部は、貫通路をアクリル板でふさいでいます。 車外の製造銘板、改造銘板です。昭和40年(1965年)日本車輌製です。 クロスシートが並ぶ車内は、更新工事を受けているため原形とは印象が異なっています。座席モケットはモハが青色、クハが緑色となっています。 クロスシート部分です。バケットシート化されているのが特徴です。「ランチトレイン」になってから、車内でお弁当などを食べられるようにテーブルが設置されています。 ラッシュ時に対応するため、一部がロングシート化されています。この部分に元々は吊革が設置されていましたが、現在は取り外されています。 急行型電車の特徴だったデッキ部分です。 洗面所もありました。洗面所もリニューアルされており、サーモスタット式温調ハンドル+自閉水栓(TOTO製と思われます)が取り付けられています。 車内の車番プレートです。国鉄書体とは異なる書体のものが取り付けられていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.07.09 17:40:07
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