カテゴリ:路線レポート・鉄道その他
今回は、屋外展示されているディーゼル機関車のDD13形を掲載します。
DD13は、主に貨車や客車の入換用蒸気機関車を置き換えるためのディーゼル機関車として昭和33年(1958年)から製造開始されました。昭和30年代はまだ都市部でも多くの駅で蒸気機関車が活躍していましたが、国鉄の「動力近代化計画」の一環として蒸気機関車を撤退させて近代化したディーゼル機関車を導入することになりました。 先に製造されていたDD11形よりも出力をアップし、入換用に特化した車両として全国の貨物駅や貨物線などで活躍しました。水郡線など一部のローカル線では旅客列車の牽引に用いられていた例もありました。 DD13形は改良を重ねながら昭和42年(1967年)まで製造が続きました。国鉄ではその後DE10やDE11といった新しい機関車が増備されていったため徐々に引退が進み、JRに引き継がれた車両は1両もありませんでした。しかし、臨海鉄道や専用鉄道では現在でもDD13をベースにした車両が現役で使用されている例もあります。 このDD13 1は昭和33年に汽車製造で製造されたトップナンバーです。貨車や客車の入換をメインとしていた品川機関区(現在は廃止)に配置されていました。廃車後も保管されており、鉄道博物館には開館当初から展示されています。かつては屋内でEF66などとともに展示されていましたが、2017年以降は屋外展示に変更されています。 車番表記です。品川機関区を表す「品」の区名札が入れられています。 製造を担当した汽車製造(汽車会社)のプレートです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.08.13 20:20:06
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