カテゴリ:踏切の旅~東京都内貨物線
東海道貨物線のうち、(旧汐留~)浜松町~東京貨物ターミナル間の「大汐線」と呼ばれる区間にある踏切です。この区間は貨物駅だった汐留駅と東京貨物ターミナル駅を結ぶ貨物線として1973年に開業しましたが、汐留駅の廃止や都営大江戸線の工事などの影響で1998年から現在まで休止中となっており架線も取り外されてしまっています。 この踏切はそんな大汐線区間の最初の踏切で、付近にある倉庫などに向かう大型車がひっきりなしに通行しています。設備は比較的新しいものの、列車の運行はないため遮断機などは取り外されています。しかし、今後は羽田空港アクセス線の一部として休止中の大汐線が活用されることとなり、大汐線は20年以上の時を経て列車の運行が復活します。アクセス線の計画では、大汐線区間にある踏切は立体交差化して廃止することとなっており、近いうちにこの踏切も見られなくなると思われます。 踏切名の「救援センター」は、かつてこの付近に1983年~2006年まで存在したインドシナ難民等の支援施設「国際救援センター」に由来しています。センターは現在、閉所されているため、この踏切名のみに名残をとどめています。 踏切付近の線路を眺めます。長年列車の運行のない線路は錆びつき、草が生えています。高圧線は残っていますが、架線は取り外されています。 非常ボタンの銘板には「バラスト処理センター通路」と記載されていました。 救援センター踏切 7K555M 幅員15.0M 所在地:東京都品川区八潮 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.27 20:55:13
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