カテゴリ:路線レポート・鉄道その他
2024年最初の記事になります。今年も、「わさびくま日記」をよろしくお願いします。
今回から、2023年8月末で一時休園となった「青梅鉄道公園」に保存されている車両を掲載していきます。青梅鉄道公園は鉄道開業90周年記念事業の一環で、1962年に開園しました。園内には明治期から昭和期までの蒸気機関車をはじめ、電気機関車や電車などの展示もあります。 2023年には鉄道開業150周年記念事業の一環として青梅鉄道公園のリニューアルをすることになり、同年8月末から2025年度末まで休園中となっています。休園直前となる2023年8月にここを訪れ、保存車両の撮影を行いました。「その1」では明治期に日本に導入された蒸気機関車を掲載します。鉄道開業から明治時代末期まで、イギリスやアメリカなどから輸入された機関車が活躍しました。 5500形蒸気機関車の5540号です。5500形は1897年(明治30年)にイギリスのべイヤー・ピーコック社で製造された旅客用機関車で、官設鉄道をはじめ現在の東北本線などを運営していた日本鉄道や現在の総武本線を運営していた総武鉄道などで主力として活躍しました。 明治末期、大正から昭和初期まで第一線で活躍し、一部の車両は関東大震災や太平洋戦争をも生き抜いて戦後まで活躍をつづけた車両もありました。この5540形は戦後まで活躍した車両のうちの一つです。 ナンバープレートです。製造銘板は当時のものが失われており、小型のものが取り付けられています。 2120形蒸気機関車の2221号です。2120形は主に貨物用の機関車として輸入されたもので、通称「B6」とよばれていました。 この2221は1905年(明治38年)にイギリスのノース・ブリティッシュ・ロコモティブ社で製造され、当初は日本陸軍が満州で使用していた車両でした。日露戦争後に国鉄に移籍し、戦後の1960年まで活躍しました。 ナンバープレートです。こちらも製造銘板は当時のものが失われています。青梅での展示に向け大宮工場(現・JR東日本大宮総合車両センター)で整備された際の銘板が残っていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.01.17 21:02:31
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