|
カテゴリ:万年筆関係記事
今日は何とか時間をやりくりしてペンクリニックに行ってきた。とにかく時間がないのでいそいで行った。初めてのクリニックなのでけっこう緊張した。当たり前のことだが川口明弘氏には初めて会う。今日が最終日でもあるし、これを逃せば後1年以上きてくれないのだから、貴重なチャンスである。
自分が行ったときは開始1時間がすぎていた。さすがに年配の方が多い。万年筆のメーカーも様々で、モンブランの古いものや、ペリカンのフューチャーまで様々だった。10人ほどいたので、けっこう時間がかかるのを覚悟するが、とにかく仕事が速い。一人3分以内で片付けていく。あっという間に自分の番になった。デュオフォールドを持って行った。症状を聞かれて、少しペン先がざらつくことを言うと、ルーペでペン先を見た後、ペーパーでみがいて、何か特別な紙の上でこねこねと書かれた。ペン先にでこぼこがあったらしい。けっこう簡単に取れてしまったので内心びっくりする。もう1本のM-800の方は、吸入器が硬かったのだが、こちらは許容範囲と言われた。 初めてのペンクリニックだったが、行ってみてわかったことは、基本的には、使えなくなった万年筆を直すことが中心であるようだ。インクのつまった万年筆を直すところは本当にすごいと思う。ただし、ペン先の調整はきちんとしてくれる。割り切りのずれなども直してくれるようだ。自分のデュオフォールドも、ペン先のでこぼこを直してくれたし、ことペン先に関しては丁寧にしてもらえるようだ。内心、インクフローもたくさん出るように言えば良かったと思ったが、贅沢は言うまい。たくさんの人が、年季の入った思い出の万年筆をきちんと使えるようにしてもらって喜んで帰るところを目にすると、万年筆はしっかり使い込んでこそ味があるものだということを改めて知る機会となった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月15日 13時46分04秒
コメント(0) | コメントを書く
[万年筆関係記事] カテゴリの最新記事
|