カテゴリ:江戸川
江戸川の水流が例年よりも少ないように見える。江戸川中流域には、堆砂箇所があちこちで見受けられる。堆積土砂が露出しているので、余計に川の流量が少なく見えるのだろう。 河川工事は、冬季の渇水期間に行うのが一般的。この時期、川にとっては大切な時期。河道に堆積した土砂を撤去するなどして、洪水に備えなくてはならない。江戸川近傍は、3月中旬から田に水を入れる地区があり、それまでに工事を終了させるようにしている。 利根運河近くの江戸川の渇水流量は、平年32.0m3/秒ほどである。今流れている量は、この値を下回っていると思う。渇水流量とは、1年を通じて355日これを下回らない流量のこと。江戸川で最も少なかったのは、昭和33年の13.8m3/秒の渇水流量だという。 ゴルフ場を閉鎖して、河道を広くする工事が急ピッチで行われている。ゴルフ場のなかをダンプトラックが砂煙を上げ走る。このゴルフ場は、昨年3回程洪水で冠水している。関東は、大雪被害はないものの、洪水と地震とは隣り合わせだ。
写真-1 江戸川に堆積した小さな砂州。雲の影ではありません。この形は梅雨時期には見えなくなる。 写真-2 バックホウによる浚渫。江戸川の河道を広く深くする作業期間はあと1カ月程。 写真-3 埼玉県側の河川敷ゴルフ場には重機が入り工事を進めている。
写真-4 江戸川土手を転がる陽玉。沈む夕日は富士山から日ごと離れるが、冬至の頃に戻って来る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年02月12日 09時16分02秒
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