カテゴリ:川や海
花見川という美しい響きの川が千葉市美浜区にある。西印旛沼の放水路でもあり、上流が利根川であるため、利根川水系に属し一級河川である。通常、下流河口の水位が上流より独特な川である。
花見川河口には美浜大橋が架かっているが、橋の高蘭には「印旛放水路」と記載されている。河口左岸には、検見川浜の砂浜が広がっている。花見川下流部は検見川とも呼ばれているのだ。千葉市が管理する美浜大橋は、昭和60年(1985年)に完成した鋼製箱桁橋で、橋長263m。 検見川浜には、緩やかに左カーブする突堤(とってい)がある。弧長500m×曲率半径約250mの突堤は、砂浜を守るように東京湾に突き出ている。突堤は漂砂を制御するために造られ、海岸浸食を抑制するもので防砂堤とも言われる。格好の釣り場となる。 美浜区の磯部地区は、3.11の地震で液状化の被害を受けた。損衝のあった突堤や美浜大橋は、復旧した。橋台前面の護岸が最大70cm沈下したという。先日、内閣府が南海トラフ巨大地震における津波予想高さを公開した。従前の2倍以上の高さだ。東京には数多の防潮堤があるが、過信しないこと・・。 写真-1 検見川浜から突堤先端部と対岸袖ヶ浦の工場方面を眺める。
写真-2 突堤から美浜大橋と打瀬(うたせ)地区の居住ビル群を望む。美浜大橋の橋長は263m。 写真-3 左カーブの曲線状の突堤。突堤上には、風にも負けない釣り人がいる。 写真-4 突堤から幕張メッセ方面を望む。ひと際高い建物はアパホテル・リゾートベイ幕張。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年04月29日 16時46分00秒
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