カテゴリ:川や海
大谷川に架かる日光・神橋から上流1.5kmに憾満ガ淵(かんまんがふち)がある。男体山から噴出した溶岩によって創られた奇勝だ。近くに御用邸もある。大谷川越しに男体山を望むことの出来る景勝地である。
大谷川が狭くなり、急流が岩を噛むような音色で知られている場所。「カンマン、かんまん、・・・」とジュモンのように聞こえた事から付いた名称。晃海僧正が護摩壇に使用したと云う霊比閣を見て、当時の修行に思いを馳せる。 憾満ガ淵の小路には、約70体の地蔵群が並んでいる。慈雲寺山門から上流200m区間で、日当りが悪いので石像は蒼く苔生している。頭巾や涎掛けの赤色が妙に際立つ、不思議な空間である。並び地蔵は、「お化け地蔵」とも呼ばれているそうだ。 憾満ガ淵を更に500m程上ると、真新しい吊橋に出会う。2010年に開通した支間長73mの大日橋である。吊橋としては珍しく、プレキャストPC床版を用いた現代的な橋だ。昔、この付近に大日如来を祀った大日堂があったという。日光には無数の信仰場所がある・・。 写真-1 憾満ガ淵の上流を望む。雪を被った男体山が顔を出している。 写真-2 大谷川の川幅が急に狭まり、清流と岩が作り出すカンマンの響き。 写真-3 並び地蔵と霊比閣とで独特の雰囲気を醸し出す憾満ガ淵。 写真-4 憾満ガ淵上流の大谷川に架かる大日橋。2010年に完成したPC床版を用いた吊橋。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年11月24日 15時43分03秒
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