カテゴリ:川や海
木立のあいだから富士山麓を見下ろせる山がある。小御嶽神社を祀る天上山山頂(標高1104m)である。カチカチ山ロープウェイ山頂駅・富士見台から歩いて約10分の距離だ。途中、山梨県の名山「三ツ峠」への登山口があり、片道3時間だという。行ってみたい標高1785mの峠だ。 カチカチ山展望広場へは、河口湖畔から高低差220mを3分で結ぶロープウェイが便利。展望広場には天上の鐘、うさぎ神社、カフェなどがあり、天空の駅前広場だ。展望台へ階段を昇ると雄大な富士山の全容と遠方の南アルプスを望むことができる。 カチカチ山(天上山)は、太宰治の短編小説集「かちかち山」の舞台となったと言われている。復路は歩いて下山する。約30分の散策。途中、太宰治文学碑のあるナカバ平や10万本とも言われるアジサイ群落がある。梅雨明け、または紅葉時期に訪れたい花の名所である。 山頂からの見どころとして、富士山麓に広がる樹林がある。富士山原始林といっても1150年の歴史である。貞観の大噴火(864年)によって焼け野原と溶岩で埋もれた荒地から時を経た森だ。風が吹いて木々がなびく様子が、海原でうねる波のように見えるという。そんな光景を観たいものだ。
写真-1 標高1104mの天上山山頂。富士山麓が良く見えるように整備している。 写真-2 カチカチ山展望台から富士見台駅-河口湖-南アルプスを望む。 写真-3 記念写真用に置かれたカチカチ山の主人公タヌキ・ウサギ像。 写真-4 河口湖大橋と六角堂・八木崎公園を望む。湖面積が1割以上縮小している・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年05月13日 16時47分25秒
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