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2013年07月05日
カテゴリ：川や海
小樽と札幌との市境に銭函がある。小樽八区八景に銭函海岸が選ばれ、夕陽の名所と知られている。プロゴルフツアーのサン・クロレラ・クラシックが開催される小樽カントリー倶楽部もある。このコースは、1928年に開設され、歴史と伝統を誇るコースと云われている。 銭函は石狩湾の最南岸にあたり、漏斗(ろうと)の口元に相当する。ニシン漁で栄えた町のひとつ。漁師の家々に、銭箱が積まれていたことに由来する地名だ。銭箱の東部には砂浜が続き。北の短い夏の海水浴場になる。ハマナスやハマヒルガオが自生する海岸線でもある。 銭函駅は明治13年(1880年)に官営幌内鉄道の駅として開業した。駅舎の屋根は、将棋の駒のような形をした二段勾配だ。屋根の雪降しの手間が省ける屋根である。ただし落雪に注意する必要がある。この駅は、高倉健、石田あゆみが出演した映画1981年の｢駅STATION｣にも登場する。 銭函から遠く対岸の増毛の山々が見える。映画｢駅｣には、留萌線の終着駅の増毛駅も登場する。直線約110km離れている。現在の鉄道を利用すると、銭函-札幌-深川-留萌-増毛となり、3時間半の長旅になる。増毛駅は、鉄道駅マニアのなかでは秘境の駅とされている。
写真-1 銭函海岸から祝津や赤岩を眺める。
写真-2 張碓海岸を走る列車。カムイコタンの断崖が幻想的。
写真-3 銭函海岸の夕景。赤岩の上に雲が湧いた。
写真-4 駒形切妻屋根のJR銭函駅。高倉健さんがフラッと出て来そうだ・・。
写真-5 砂浜に自生する浜昼顔(ハマヒルガオ)。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2013年07月05日 05時57分04秒
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