カテゴリ:利根川水系
鬼怒川温泉の中心部に碧の橋と白い橋が架かっている。ふれあい橋(碧色)とくろがね橋(白色)である。二つの橋は、お互いに見える位置にある。ふれあい橋からは水力発電所の放水口も見える。大正11年に完成した竹の沢発電所(最大出力8,600kw)で、今も温泉地に給電しているようだ。 ふれあい橋は歩行者専用で、温泉街のシンボル橋。幅員が14mと広く、各種イベントが行われる場所。夏場は橋上ビアガーデンになるという。左岸側の階段には、イメージキャラクターの巨大な鬼怒太(きぬた)が描かれている。 くろがね橋は、ふれあい橋の上流500mにある。温泉街で最も古い橋。大正3年に下滝発電所を建設する際に、川向こう(右岸へ)へ資械材を運搬するために架けられた。工事完了後に町に寄贈され、今日に至る。左岸詰めに足湯小屋が設置され、「ほっと」しながら渓谷を観ることが出来る。 温泉街を流れる鬼怒川には六つの橋がある。それぞれ個性的な橋であると共に、橋から見る景色を異なる。そして各橋の袂には、ミニチュアの鬼怒太が置かれている。橋の色も赤鬼と青鬼に因んだものがあれば、一層面白いものとなる・・。 写真-1 ふれあい橋上流の鬼怒川。竹の沢発電所の放流口が見える。 写真-2 温泉街のシンボル的な橋。碧色の高欄と照明灯が特徴。 写真-3 くろがね橋からふれあい橋を観る。 写真-4 黒金(くろがね)を使用した橋は大正時代には珍しかった。 写真-5 紅一点の邪鬼「遊心鬼」。くろがね橋の足湯入口。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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