カテゴリ:利根川水系
下妻市の西側、鬼怒川に平行して縦長の砂沼(さぬま)が広がる。この沼に珍しいY字型の人道橋が架かっている。3つの崎から橋がそれぞれ伸びて、中央部で合体しているのだ。中央デッキには、若い男女が背中合わせして、両手を揚げるブロンズ像が立つ。鳥が羽立つ様子から「飛翔」と呼ばれる。 下妻砂沼は、周囲6km、水深3m、面積55ヘクタールの農業用ため池である。江戸期に干拓され新田開発された。その後、ため池として再整備された。現在は自然とふれあう都市公園-「砂沼広域公園と」して管理運営されている。全国の「ため池100景」のひとつでもある。 暑い夏がすぐそこに来ている。下妻市は、西に鬼怒川、東に小貝川が流れる。しかしこれらの川は、水流や水質から川水遊びには向いていない。海から遠い地域なので、海水浴に出かけづらい。そのため砂沼の東側に10種類のプールを持つサンビーチ施設がある。 砂沼はヘラブナ釣りの場所としても有名。池の畔に愛釣家が設置した「へら鮒供養塔」がある。ヘラブナ釣り用の小舟をレンタルする船宿もあり、シーズンは多くの釣り客で賑わう。昨年、1.4mの巨大なアオウオが釣り揚げられた。また、ブラックバスも増え始めている。釣ったバスは池に戻さないように呼びかけている・・。 写真-1 砂沼湖に架かるY字型の人道橋・砂沼大橋。「いばらきの100名橋」の一つ。 写真-2 ため池百景に選ばれている砂沼湖。天気が良ければ筑波山を望める。 写真-3 砂沼大橋の中央部に立つブロンズ像・飛翔。 写真-4 砂沼はヘラブナ釣りが盛んである。貸しボートが並んでいた。
写真-5 砂沼広域公園にある観桜苑のしょうぶ公園。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年06月11日 19時01分19秒
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