カテゴリ:いわて三陸の旅
瑞巌寺の南側に隣接する円通院を訪れる。雨降るなか、庭園を散策する。山門を潜ると縁結び観音と石庭が目に入る。石庭は、天の庭と地の庭で構成されている。天の庭は、須弥山を中心に松島湾に実在する七福神の島を表しているという。
円通院は、伊達政宗の嫡孫にあたる光宗の菩提寺。19才という若さで死去した光宗。その死を悼んだ二代藩主忠宗が霊屋「三慧殿(さんけいでん)」を建立する(1646年)。厨子の中に、白馬に跨る衣冠束帯の像を祀っている。厨子にはバラ、水仙、アカンサスなどの西洋的な模様が描かれている。西洋帰りの支倉常長の影響か・・。 本堂の大悲亭は、光宗の江戸納涼の亭を解体移築したもの。禅寺らしい落ち着いた寄棟造萱葺の建物。この本堂広間では、数珠作りの体験ができる。本尊の聖観音像もと、色とりどりの天然石やプラスチックまたはガラス玉でオリジナルの数珠を作ることができる。
写真-1 円通院三渓殿と苔参道。 写真-2 円通院石庭「天の庭」。 写真-3 入園受付の山門と縁結び観音。 写真-4 三慧殿の厨子と案内パネル。 写真-5 聖観音像を安置する本堂広間で数珠作り体験ができる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022年07月25日 06時00分08秒
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