カテゴリ:西日本桜クルーズ
書写山摩尼殿の裏手から山道を進むと三之殿、金剛堂、開山堂に到る。そのなかでも三之殿は、圓教寺(えんぎょうじ)の中核を成す場所で、大講堂、常行堂、食堂(じきどう)からなる三つの堂が集まっている。大講堂は、講義や議論する場所で、釈迦三尊像が安置している。食堂は、僧侶の食事・睡眠場所で、現在写経の場所となっている。
三つの堂は、中庭を挟んでコの字に配置されているため、テレビや映画のロケに使用されている。トム・クルーズ主演の「ラストサムライ」が有名。大河ドラマの「軍師官兵衛」でも使用。戦国時代における中国攻めにも登場する。1578年羽柴秀吉による播磨攻略のために本陣を、この山に定めたという。 江戸期になると、池田、本多、松平などの家が姫路城を治めたが、その墓を圓教寺に建てる。三之殿のさらに西側に、性空上人を祀った開山堂がある。この堂の軒下四隅に力士像の彫刻がある。左甚五郎の作と伝えられている。西北の隅の一つは、重さに耐えかねて逃げ出したという伝説がある・・。[西日本桜クルーズ-31]
![]() 写真1 圓教寺大講堂。 ![]() 写真2 食堂と常行堂と広場。 ![]() 写真3 食堂の写経場その他。 ![]() 写真4 食堂二階の展示物。 ![]() 写真5 金剛堂と鐘楼。 ![]() 写真6 開山堂の力士像の彫刻。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年06月17日 05時00分11秒
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