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カテゴリ:ブッダ達の心理学1.0
カイエ・ソバージュ<4>よりつづく。というより、このシリーズは連作としては続いているが、読書の順番としては、シリーズでいちばん最初に読んだのは、この<5>の「対称性人類学」だった。3・16記
------------------------------------ 「対称性人類学」 カイエ・ソバージュ5 中沢新一 2004/2 講談社選書メチエ 現在の「芸術人類学」 にいたる道筋としての「アースダイバー」があり、さらに遡ればこの「対称性人類学」がある、という認識だった。しかしこの「対称性人類学」は「カイエ・ソバージュ」という大学や大学院での講義録に加筆したシリーズがあり、そのシリーズの第5冊目を構成するものだったのである。 だから、これから、そのシリーズ、「人類最古の哲学」、「熊から王へ」、「愛と経済学のロゴス」、「神の発明」などを、次第に読み進めていくことになるだろうが、それらを順番に読んでいく、という必要性をあまり感じてはいない。むしろアトランダムに、出会いがしらに読み合わせていったほうが面白いだろう。 というのも、もともとこのブログが、体系的なものではなく、アトランダムに彷徨しながら、次第次第に形作られるものがあれば、そのことを良しとしようという流れできているので、多くの著書や作家について、最近作に触れてから、過去に遡る、ということを多くやっているからである。また、あらゆるジャンルに手を伸ばしつつも、どうも私向きじゃない、あるいは私の理解を超えるなど、このブログに適さないものもだんだんわかってきた。だから、中沢新一においても、ばらばらに、それこそ適当に読み進めていくしかないな、と思ったわけである。 といいいながら、実は、この著者の本には共感する、というか親和する部分が多い。どういうことかというと、知識や論理性、情報性には圧倒されるが、それらに対して違和感とか威圧感がないのである。とりつくしまもない、ということもない。だから、読んでいて気楽だし、リラックスして読んでいる自分に気づく。それは、多分に著者の技量のなすところの妙であるだろうが、いちばん大きなことは、その方向性や方法論の親和性にあると思う。 科学、芸術、意識、を通じた、来るべき時代の、人としての精神性、の探究。しどろもどろに言えば、著者の思考するところは、そちらの方を向いているはずだ。そして、もちろん、このブログはその方向に向いている。そして、著者の方法論としては、かなり乱雑なジャンルを経巡っているようではあるが、根底としての基軸には「仏教」が頑としてある。その辺に、私は、一方的な片思いながら、かなりの親和性を感じるのである。 このブログは、「ウェブ進化論」に刺激されて再スタートを切ったのであったが、そのウェブ2.0的な今日的ネット社会の広がりと可能性を横軸として、例えば、この中沢が書くところの「芸術人類学」的視点などが縦軸となって、これからもこのブログは展開していくはずだ。 この本も相当におもしろい。中沢ワールドである。精読したら精読する価値があるだろう。しかし、現在、このブログにおいては、ほぼ一日一冊の割合で「多読」化が進行中である。だから、あまりこの本一冊に長逗留しないで、俯瞰的視点のモザイクづくりに、邁進することになる。 ところで、「カイエ・ソバージュ」という意味は、この本を一冊読んだだけでは分からなかった。それもいいだろう。急ぐことではない。次第にわかるだろう。 ----------- この項<完> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.10 13:22:23
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