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地球人スピリット・ジャーナル1.0

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2009年4月1日

地球人スピリット
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2008.08.19
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カテゴリ:アンソロポロジー

「白洲正子を読む」
多田富雄・他 1996/01 求龍堂 単行本 : 239p
Vol.2 No.0233 ★★★★☆

 自前で白洲正子を読む前に、「白洲正子を読む」を読むのも変な話だが、巻末の年賦や「主な著書一覧」は、役に立つ。昭和18年の「お能」に始まって、彼女の文筆活動は脈々と続いていたと見られ、途切れることなく約70ほどの文献がリストアップされている。

 その名も奇特な求龍堂という出版社があることは、松岡正剛の「松岡正剛千夜千冊」で初めて気がついた。白洲正子の本は、昭和38年に「能面」という豪華本が出たあと、平成元年「老木の花---友枝喜久夫の能」、平成5年「写真集 姿---井上八千代・友枝喜久夫」、平成7年「私の骨董」などが求龍堂から出ており、この「白洲正子を読む」も平成8年に同じ求龍堂から出た。

 p58には、奈良県の天川弁財天の「能面」を取材している白洲正子の写真が載っている。年代は1960年頃とされている。私なぞも天川弁財天を参拝したおりには、そのとてつもない霊域の深さに圧倒されたものだが、ずっと後の80年代中盤なってからのことだった。

 なるほど、能、か。ひょんなつながりでこの本を読むことになってしまったわけだが、当ブログとは直接関係のなさそうな能面にまで、関心のベクトルが移りつつある。この本、本人の他に10人ほどの文章がまとめられているが、赤瀬川原平や河合隼雄といった割と親近感を感じる人たちの文章が、私のごとき初参者と対象との間隙を埋めてくれる。

 先日から、次郎と正子のつながりを思っていて、いつのまにか自分の中にでき上った次郎の「ポルシェ」と正子の「能面」の鮮やかな対比のイメージが、妖しいうずきを巻き起こしながら、湧き上がってくる。白洲正子は能面でいえば、般若顔だ。次郎が「カッコイイ」という表現で済むなら、さて、正子はなんという表現を使えばいいのだろう。「妖しい」でいいのか、怖い、のか、深い、のか。そんなことを考えていると、ドキッ、ドキッ、と自分の鼓動が高鳴ってくるのを感じる。






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Last updated  2008.08.19 16:40:53
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