明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さきほど、家族で氏神さまにお参りして戻ってまいりました。
毎年の恒例で、お汁粉をいただき、熊手を求め、感謝を捧げます。
皆さまは新年を迎えたこの日、いかがお過ごしでしょうか。
本日は年明けにふさわしく、もっとも幸せに輝いている時の紫の上と源氏が交わした
新春の歌をお届けいたしますね。
「うす氷 とけぬる池の鏡には 世にたぐひなき かげぞならべる」 (源氏)
薄氷も解けてしまった(六条院の)鏡のような池には、
世に類のない仲睦まじい私たちの姿が並んでいます。
「くもりなき 池の鏡によろづ代を すむべきかげぞ しるく見えける」(紫の上)
曇りのない鏡のような池に、いつまでも変わらず時を共に過ごす
私たちの姿がくっきりと見えていますね。
源氏物語23【初音】より
よろしかったら、皆さまの初音、初のお声をお聞かせくださいませ。
皆さまの迎える日々が、美しく豊かなものでありますよう。