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カテゴリ:オーラの泉
27歳で高校に再入学された際、とても素敵な体験をされたようです。
井「最近の若い子達のことを、大人たちはいい風に言わないじゃないですか」 美「ボロボロに言われてますね」 井「だけど俺、自分が高校生になって気づいたんですけれど 何にも変わっていないんですよね、俺が高校のときと。だから 『昔はよかった』みたいなことを大人の人たちは言うけど 行けばわかると思うんです。何も変わっていないんです。みんないい子だし そこでまた、教えられることがいっぱいあったんです。 みんな夢とか、希望とか、言ってしまうのは恥ずかしいことだけれど それがすごく素敵なことで、楽しいということは、みんなわかっている感じがしたんですよ。 だから、全然捨てたものじゃないし、むしろ、逆に大人たちが子供たちと話さないという…」 ここで美輪さんと江原さん、大きく拍手されます。 江「何も教えられないんですよ。例えば、若い人たちのマナーの問題。 彼らは無垢、純粋なんですよ。教えられる人がいない」 美「それとね、マスコミが作り出した幻想でもあるのよ。 『人の不幸は蜜の味』で、マスコミというのは 良いことを書いていては部数も伸びないし、視聴率も上がらないんですよ。 若い人たちのことを取り上げる場合も、渋谷系、歌舞伎町系、六本木系みたいに 快楽ばかりを追い掛け回していると。確かにそういう人たちはいますよ。 だけど、東京中の高校生や中学生が、みんな、ああいう風だと思いますか? 私は、全国を仕事で回りますよね、北海道から沖縄まで。そうじゃないんですもの。 だからおっしゃるとおりなのね」 江「みんな援助交際をしているようなね」 美「まともな子達の方が多いんですもの」 井「そうなんですよ。ガングロって子達がいたじゃないですか。 そういう子も、学校にいたんですよ。でも卒業式のときに手紙をくれたんです。 『私は学校に行きたくないと思って、不登校になっていたんです』と。 でも自分の学校に僕が来ることがわかって、ちょっと興味本位 ミーハー心で行ってみようと思ったんですって。そうしたら本当に来ていて 体育とかも一緒にやるんです、バレーとか。みんなで盛り上げて愉しんでいたら 『どんどん学校が楽しくなった。うちの母も感謝してました』っていう文章をもらって すっごく嬉しくて」 国「嬉しいね、それは」 井「いまだにメールのやり取りとかもしているんです。 本当に、姿かたちはいわゆるガングロの感じなんですけれど 中味はまったく、昔と変わっていないんじゃないかなって思うから…」 美「だから私も、渋谷とか歌舞伎町とかを一人で歩いていると、寄ってくるでしょう? そうしていろいろ話したり、お茶を飲んだりもするのね。もう、気の毒なの。 ガングロとか、不思議な格好をしている人たちが。でも、話すといい人が多いの。 魂が綺麗でね、ピュアで。みんな親の犠牲になっている。 話を聞くと本当に哀れですよ、家庭内暴力にあったりとか、涙が出るくらいの子も多いの」 国「そういう人たちが『最近の若い子は』という言葉を使うんですよね」 美「そうそう。『お前が言うか?!』っていうのよ。 教育者だとか、行い澄ましたような評論家とか、いろんな人たちが 高見で物を言っているでしょう? 『お前が言えるか。お前の人格を直しなさい!』というの」 江「それと、そう思って言うくらいなら、何か自分でもやればいいじゃないですか。 口だけで言うのは簡単ですよ。昔から『言うは易く、行いは難し』といって 論ずるなんていうことをやっている人たちは、教育者でも何でも…」 美「無責任」 江「そう、無責任」 美「だからあなたの方がよっぽどそういう人助けをなさっているのよ」 国「だってそのガングロの女の子は『イノッチが学校に来たからちょっと行ってみよう』 から、学校が楽しくなったというのは…」 井「それは嬉しかったですね」 江「それと、一緒に学べたことが誇りになったと思いますよ」 国「年齢なのかもわからないですけれども、ラジオをやっていると 子供たちからの相談を受けるようなことも増えてきたんですね。 僕らってやはりこういう職業ですから、人を助けることってできることじゃないですか。 人を助けるということは、嫌じゃないでしょう? 『お母さんとケンカするんですけど…』とか。 僕の場合はこれだけ美輪さんと江原さんとお話をしていたら 自分なりにも解釈した言葉で返したりするんですけれども。 やはり、そういうことができるというのは、すごく大事なことであって。 誇りに思って大事に言葉をその子たちに与えなきゃいけないなということは 思うようになりましたね」 江原さん拍手をされて「実践は大事なんです。一番大事なんですよ。言うのは誰でもできる」 美「それとね、できるということ以前の問題なの。 つまり、人が立ち直ったり、良くなってくれたり、喜ぶ顔を見て 『ああ、よかった』自分が嬉しくなるという、その精神が一番重要なことですよ」 井「そうですね。それがパワーになりますものね。…でもびっくりしましたけれども 歌舞伎町とか渋谷を、お一人でお歩きになられるんですか?」 美「大好きなの☆」 国「それで一緒にお茶を飲むというのが…」 井「すごいなと思って」 美「やっぱり『あぁ、この子、いま話をしなきゃ可哀想だな』と思うときがあるのね。 『握手して、握手して』って来るでしょう?『はあい』と言って握手するでしょう? そうしたら、びっくりした顔をするのね。向こうにいた女の子たちは『キモイよー』なんて 私のことを嫌いな人もいるわけでしょう?そうしたら、その握手した子が 『この人、やさしいよー!』私はそれを聞いたときは 『あぁ、この子は優しさに飢えているんだな』と思ったの」 国「なるほど…」 美「親とか、友達とか、いろんな人がいても、優しい人に会ったことがなかったんだな と思ったの。だから、ちゃんと優しくしてあげようと思って 『お茶する?』と言うとね、『マジでえー?!☆』」 国「そんな言葉が返ってくるとは思わなかったんですね☆」 井「でもその子にとっては、すごくいい経験ですよね」 国「そうでしょう。優しさに飢えている…」 井「オーラの泉に出ていないのに、美輪さんとお話できて…」 国「『マジでえー?!☆』って言うよね、それは☆」 とてもしっかりなさっている井ノ原さんへのメッセージとは。 江「本当にいろいろなことを申し上げる必要もないくらい、きちんとしている方なんです。 それが生活の中にも現われているしね。すごく偉いなと思うのは 失礼なことを言って申し訳ないんだけれど、親御さん自身にも いままでの人生の中で紆余曲折があったんですよ。でも、ちゃんと親御さんのいいところを きちんと伝えることができる井ノ原さんの心が素敵だなと思って。 親御さんは親御さんで、すごく働いてきたけれども、苦労もたくさんしてきているし お母さんがいつも笑っているというけれども、逃げ出したくなるような苦労もなさっていて それもご存知だと思うんですよ。だけどそういったことよりも 明るい良い所を一生懸命見て、それに報いようとしている心がね、なんと美しいんだろうと。 私は別のところ、裏もいっぱい見て、言ってしまうでしょう? 粋じゃないな、表面だけ見ればいいのに、と思うときもあるんですよ。 でも、裏を見るからこそ、井ノ原さんの愛の大きさがわかる」 美「偉さがね。本当に偉いわよ。ただ優しくて、明るくて、いつも変わらなくて というのではなくて、心の中に凄い地獄の深淵を持っていらっしゃるのよ。 悲しみ、不快、疑り深かったり、自己嫌悪、自己破壊の方に向かってゆくという いろんなことが錯綜してあるのよ。それを全部、ひとつひとつ自分で解決していって。 さっき悟りと言ったけれども、それで解決していってる。 この若さでね。そういういうことが…」 江「凄い。本当にギャクではないけれども『本当に、あなたは偉い!』なんです」 井「本当ですか」 江「兄弟との架け橋にもなっていたり、いろんな意味で平和のための架け橋を常にしていて。 親御さんの中でもいい部分を一生懸命汲んで、いい部分を認めていって…という風に していて。偉い!」 美「昔はそうじゃない部分もおありだったのよね。初めからこうじゃないわよ」 江「地獄も見てるんです。いろいろあったんです」 美「そうなの。誰が見てもわからない」 井「家族の話はいろいろなところでしますけれど、そういった部分は話していないですし こうやってお話しただけでそこまでいろんなことを理解してくださっているところで 凄いですね」 美「ただ良いご家庭に生まれて、教育が良くて…というのは表向きの話ですよ」 江「美輪さんのいつもの言葉で申し上げると、この若さで、ご自身で 『地獄を極楽に変えた』んですよね。地獄を見たら、キリなく地獄。 でもそれを、見方を変えて、全部極楽に変えたんです」 井「そうですね…」 井ノ原さんを守護してくださるのは、田畑を拓くなど、土地の開発をしていた方。 幼いときの創作をはじめ、物の構造に興味が湧くのもその方も影響だそう。 国「プレゼントとかに、よく手作りの物をくれるんですよ。 『これ自分で作ったんだけど』とか、作るのが好きだよね」 部屋の中にある本やCDも、ただ無造作に並べるのではなく とても造形的に美しくされるのだそうです。 井「片付けるなら、ちゃんと片付ける方法があるじゃないですか。 でも、ボンと置きたくなるときもある。その置き方が気になるときがありますね」 美「バランス、調和よね。調和が好きなの。 人間関係も、物も、何もかも、全て調和のとれたもの」 眠り続けるのも本当にお好きだそう。 江「それが健康の元じゃないですか?」 美「リフレッシュしてるんでしょうね」 井「よく眠れるんですよね。27時間寝たことがあるんです☆起きたときに 『三時間しか寝ていない』と思ったら、一周していたんです☆」 感情のオーラ(幽体のオーラ 健康状態や感情を現すオーラ)は深い青紫で どこか寂しさを感じていらっしゃるようです。 江「そういうオーラが出るときというのは、ちょっと人恋しかったり、自分の人間関係が 『何となく、最近つまらないな』『遊ばなくなっちゃったな』とかね」 井「よくわかりますね☆」 国「イノッチの心の中のイノッチも見られて、今日は僕もなんだか嬉しかったです」 井「自分が、そこは核だと思っているところに触れていただいたので」 美「江原さんがおっしゃったとおり、あなたは本当にすくすくと なんの不自由もなくて明るく育ったというのではなくて、真の闇を潜って通り抜けて。 だから蓮の花の値打ちがあるのは、泥沼を通り抜けた中で、白い花を咲かせるからなのよ。 普通は泥の中を通って、泥を吸って出てきたら、ドロドロの花ですよ。 それが真っ白とか、ピンクの綺麗な花を咲かせる。そこに蓮の花の値打ちがあるのよ」 江「でも泥って、栄養があるんですよ。鍛えてくれるんですよね」 美「そうなの」 井「すごく、いいお話が聞けましたね」 【スピリチュアルメッセージ】 他人の良いところを見てそれに報いようとする美しい心。 それが地獄を極楽に変えます。 読んでいただいてありがとうございました。 明日からは泉ピン子さんのお話です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 25, 2007 03:32:08 PM
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