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カテゴリ:オーラの泉
20年前のインドの旅で感銘を受け、それ以来アジアを中心に幾度も旅に出ているそう。
旅先でスケッチした絵は高い評価を得て、現在では美術館を開くほど。 国「美術館というのは、2つもあるんですか?」 榎「はい、おかげさまで大分県と、北海道の美瑛町というところにあります」 国「絵は昔から、描くのは好きだったんですか?」 榎「結構小さい頃から、何か好きでしたね」 国「それは教えられたんですか?」 榎「いや、あの…美大では陶芸をやりたくて、陶芸専門だったんですけど 今、描いているのは水彩画で。水彩画は誰からも習っていなくて、我流でずっと…」 江「でも、デッサン力はおありですものね、受験とかもあって」 榎「まあ、そうですね。受験勉強は、かなり頑張ってやっていた方ですから」 国「風景が多いんですか、描くのは…」 榎「まあ、旅の途中でいっぱい描いてきましたので」 国「日本は行ったことがない場所がないくらい…」 榎「県はもちろん、都道府県はそうですけれどね」 国「あとはアジアを旅するのが本当に好きみたいですね」 榎「アジアは『何でこんなに惹かれるのかな?』と思うぐらい大好きですね」 国「きっかけは何だったんですか?」 榎「劇団四季を辞めて、初めてインドに。それまでヨーロッパは行っていたんですけれども、 芝居を観には、一人で行っていたんですけれども」 国「何で四季を辞めて、インドに行こうと思ったんですか?」 榎「何でしょうね☆理由は『呼ばれている感覚』でしょうかね」 江「いえ、もともといらしたから、帰っただけですよ☆」 榎「ああ、そうなんですかね。とっても安心する瞬間があって」 国「一番お薦めしたいのは、やっぱりインドですか?」 榎「インドは…そうですね、回数も一番インドが多いですから」 国「どのくらい行っているんですか?」 榎「去年で、12回」 国「去年で12回!?」 榎「去年、10歳だった息子を連れて二人旅をしてきたんですけれども ベナレス(ヒンドゥー教最大の聖地)というところに行って。 御焼場が河っぷちにあって、ガート(河岸の階段)って言うんですけれども そこを見せたりとか。 インドは10歳以下の子供と妊婦さんと、毒蛇に咬まれた人もそうかな… そのまま遺体を流したりするんですけれども、たまたま 2歳くらいの男の子の遺体がボートに乗せられて流れてきて… それも息子は見てるんですけど、その後もずっと二人でガンジス河で泳いでいましたけれどね。 日本人って、なかなかガンジス河に飛び込めないんですよ。 さすがにね、そこに死体があって、一緒に…というのは」 美「日本人は現代だけに生きているでしょう?だけど インドのガンジス河の死者の家や何かは、そのあたりの人たちは 現代とか、古代とか、時間を超越しているところで生きているから。 価値感が全然、違うんですよ」 榎「そうですね」 榎木さんは、ダライ・ラマ14世にお会いになったこともあるそう。 美「ダライ・ラマとお会いになるって、仕事で?ロケで?」 榎「いや、それも全くプライベートで、友達とちょっと行って、接見の申し込みをして 30分の予定でお会いしたんですけれども…でも結局、2時間ね 僕はラマから握手したまんま、ずっと話してくれて…もう椅子に座って 僕の手をふっと取ったまま話されて…」 美「2時間握りっぱなし?2時間…」 榎「握りっぱなしです。ずっとお話してくれたのが、その… 『チベットが今後、どうしたい』ということから、全部話してくれましたね」 美「じゃあ、ダライ・ラマの、その氣を見てやっぱり『選ばれた人だな』とお思いになった?」 榎「そうですね。あの…非常に辛い、過酷な運命を背負っていますけれども やっぱりそれなりの…あの、選び方も非常に不思議な選び方をしますよね」 美「不思議な選び方をするの。国中を探すのよね、ダライ・ラマの生まれ変わりを。 それをどうやって調べるのかということよね。(様ざまな予言、予兆から 『生まれ変わり』の子供を探し、前世の記憶をテストして認定する)。 それで、ちゃんと見つけるのよね。だからそれも、転生輪廻ですよ」 幸運を招き、出会いを活かす秘訣とは? 国「榎木さんにもメッセージみたいなものはあるんですか?」 江「ご自身においては、インドは故郷でね、だからこっちの国の方がちょっと新しいから 馴染みが薄いんじゃないかと思って☆インドが元にあるし、ヒマラヤとかもそうだけれども… 私がひとつだけ思うのは…今の現実の生活の重要さだったのかもしれませんね。 もともとそういうことをインドでもやってきているから。ヒマラヤ行者だったんですよ。 だから、そういうことに興味を持つのは当然。ご自身で瞑想とかを実践するのも、まあ当然。 だから当然尽くしで『何故、日本に来て』というのは、要するに 『現実の暮らしの方の学びなんだな』よくこの番組でも言う 『里の行(厳しい修行(山の行)で得られたことを俗世間の暮らしの中で生かし、深めること』」 榎「ひと言で言うと『今が一番大事』ということを、いつも思いますよね。 過去も未来もあまり関係なくて、やはり『今をいかに生きるか』だけが 多分、人間は大事でね。そこで迷っちゃうと、いろんな揉め事が起きちゃったり 戦争になっちゃったりするんですよね、きっとね」 江「そうそう。あのね、前世とかというのも、ひとつのヒントにはなるけれども あの…前世を見ちゃっても、『今』じゃないですか、『今』があるから。 何ゆえに、『今』があるかというと、前世の何かしらをヒントにして 『だから今があるのか』ということで…だから結局、『今』なんですよね。 『今』を取り込まないといけない。ここを逃避するために前世があるわけじゃない」 榎「そうですね」 美「だから、『今、何をすべきか』ということよ」 江「榎木さんの場合は、非常にスピリチュアルなものをお持ちだけれども、言葉上で言えば もともとお強いのはサイキックな力なんですよ。先ほど、映画でも何でも 大きなきっかけとかチャンスがあったとおっしゃるけれども、いや、自分で持ってゆくんですね。 榎木さんご自身のことで、一般の方も共通して学べることがあるとすれば 美輪さんもよくおっしゃるけれども『無駄な心配をする人』って世の中多いじゃないですか。 そうすると、あの思いって自分をそっちへ持ってゆくんですね。 だから自分自身で『あ、でもこういう方向へ行くもん』現状がどんな風であっても 『こっちに行くもん』っていうところで、そっちへヒューっと。 もうね、山登りじゃないんだけれども、ロープを引っ掛けちゃうんですね。 で、そこにどんどん登っていっちゃう。そういう力がものすごく強くて。 だから例えば、古武道もそうだけれども、ああいうものも、すごくサイキックなものですよ。 だって『氣』もそうじゃないですか。さっきの『氣を食べる』とかいうのもそうだし エネルギーを使うのが、割と自在な方」 榎「僕は時代劇が大好きなんですけれども、まさに時代劇も今の話に通じるんですけれども。 やりたい映画が今あって、待っているよりは、やはり自分で仕掛けようと思って、自分で今 企画して来年『薩摩の映画を作っちゃおう』と思っているんですけれども。 そういう発想に、何かなっちゃうんですよね。 だから何が起きても、全部プラス思考に。昔は違ったんですけれども 30代半ば位からですかね、徐々に変わったのは。一見すると不幸なことでも 『これを自分に教えてくれるために起きた』と思ったら それはプラスに転換される可能性がありますよね。 そういう発想に、徐々に変わっていっちゃいましたね」 美「プラス思考ね」 榎「本当にもう、典型的な…能天気☆」 美「だからそれがね、本当はこの人生のコツなんですよ。 自分がいかにエネルギーが、人間の持っているエネルギーがすごいかということをね みなさんね、否定的なのよ。『まさかあたしが』『そんな力ないよ』『嘘だろう?』 初めから、マイナス思考で後ろ向きなの。 『できない』ということを前提にして生きているのよ。だからできないの。運が良くならないの。 『俺、運が悪くて…』 『運が悪いと思いこんで、自分をそうしているから、運が悪いんですよ』というの。だから 『俺は運がいいんだよな☆』 『いつも私はラッキーでね、とにかくハッピーでね、いいことばっかり起きるの☆』 という風に。そういう人というのは、全部プラス思考で、能天気でね ケセラセラ(なるようになる)なの。それをなさるんでしょう?あなたは」 榎「まあ結果的には、そうしているんでしょうね」 続きます。 「オーラの泉の日記」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 23, 2008 08:51:43 AM
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