今年は柿が豊作のようで、我が家の木にも
初めて実りがやってきました。
春に夫が庭木をかなりたくさん伐採した際、
何の木かわからないものもいくつかあり、
「これも切ってしまおうか」と言うのを制して残したのが、この木。
周りの木に囲まれて葉っぱもよく出ていなかったのが、
日当たりが良くなったためか枝を伸ばし、秋になってようやく
柿の木と判明した次第。
豊作年のラッキーもあって渋柿かと思いますが、
数十個実っています。
柿の木のとなりにあるのは紅葉。
新芽の頃から紅い色を見せてくれる木ですが
空気の冷たさが凍みるように季節が深まるごと
さらに染まってゆきます。
柿と良いコントラストになったためか、
今年はより濃い紅があらわれていました。
濃桃の椿も花を咲かせて。
秋から冬にかけて、花の少なくなる季節に
とても有り難い花。庭には二本の同じ種類の木があるのですが
いっぺんに咲くのではなく、まず南側の木から、
少し遅れて西側にある木が年を越えても花をつけてくれるので
長く愉しむことができています。
2月に逝ってしまったセナ(ジャーマンポインター♀ 享年14歳)の棺にも
供えたのも思い出しながら、枯れ葉の覆う庭で花の色を探していましたら、
今朝になって、また一つ、たんぽぽのような菊が咲いていて。
春待つ大地は、まだたくさんの色合いを秘めているようです。
「セナの旅立ち」
「我が家の庭の日記」