藤裏葉
帝と中納言 華やかで、しかも恐ろしい
藤壷は光る君を真はどう思っていたのか
例え藤壺の想いを得たとしても光る君は幸せにはなれなかったと思いますが
不実の罪は必ず己に返って参ります故
罪のない恋なぞつまりませんわ
人は道険しき恋にこそ燃えるのでございます
誰も千年の松にはなれぬ世には
「憂くも世に思ふ心にかなはぬか誰も千歳の松ならなくに」(古今六帖四)
誰も千年の松ならぬ世は、つひに止まるべきにもあらぬを、かく、人にも、すこしうちしのばれぬべきほどにて、なげのあはれをもかけたまふ人あらむをこそは、一つ思ひに燃えぬるしるしにはせめ。「柏木」
罪をおかしたものは
民の心を鏡とせねば上には立てぬ
太宗皇帝 百練鏡 新楽府
中宮は新楽府を読んでおるのか
太宗常以人為鏡 鑑古鑑今不鑑容
太宗は常に人を以て鏡と為し 古を鑑み今を鑑み容を鑑みずと
太宗は常日ごろ、朕は人を鏡とする、鏡は古今の公房を移すが、鏡に朕の姿は映さない と述べ
四海安危照掌内 百王理乱懸心中
四海の安危 掌内に照らし 百王の理乱 心中に懸く
鏡によって天下の平安や危機を掌中に把握し、歴代帝王の治政の安定や乱れを心にかけていた
乃知天子別有鏡 不是揚州百練銅
乃ち知る 天子 別に鏡有るを 是れ揚州の百錬の銅ならず
すなわち天子には特別の鏡があるのであって それは揚州から献上された百錬の銅鏡などではない
占いには世が変わる 崩御の卦が出ております
御寿命のことなど聞いておらん
醍醐天皇 村上天皇
四納言 敦成親王を次の東宮に
実資様と隆家は説得
譲位すると決めた ついては東宮と会って話がしたい
これら皆買い上げよ 父上の御為に我慢して年寄りの妃になったのです
どうせなら敦明様がようございました
ただ一つ 敦康を東宮に
清和天皇は文徳天皇の第四の皇子 良房が重臣
御上が敦成様を東宮にと仰せになりました
またしてもお前に救われたか 行成あっての私である
父上は何処まで私を軽んじておいでなのですか
政を行うは私であり、中宮様ではございません
藤式部 なにゆえ女は政に関われぬのだ
東宮は敦成といたす
私は今の帝とは違うゆえ
25年に及ぶ一条朝は幕を閉じた
三種の神器
三条天皇の御代となり敦成親王が東宮となった
左大臣、東宮様を力の限り御支えせよ
露の身の草の宿りに君を置きて 塵を出でぬることをこそ思へ
(露をおくような儚い我が身が かりそめの宿であるこの世に君を置いて出家してしまうなんて)
浅茅生の 露のやどりに君をおきて 四方の嵐ぞ 静心(しずこころ)なき 光る君 「賢木」
藤衣 喪服 紫色
散楽
賢子 盗人を追う
双寿丸 平為賢 武者
松尾神社
「源氏物語で恋愛セミナーの日記」