2344 大人のためのグリム童話/手をなくした少女
※ジャケット(オモテ面)
【 スタッフ 】
監督・脚本・編集 セバスチャン・ローデンバック
【 キャスト(声の出演) 】
アナイス・ドゥム-スティエ
ジェレミー・エルカイム
※ジャケット(ウラ面)
【 仕 様 】
型 番 VPBU23053(VPBZ23053)
製作年度 2016年
製 作 国 フランス
原 題 La Jeune fille sans mains
発 売 元 バップ
販 売 元 バップ
提 供 ニューディアー
価 格 ----
字幕協力 東京アニメアワードフェスティバル
吹替翻訳 ----
吹替演出 ----
制作協力 ----
日本公開 ----
リリース 2019.02
収 録 本編 76min.
サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ
音 声 1.フランス語 ドルビーデジタル
5.1chサラウンド
2.フランス語 ドルビーデジタル
2.0chステレオ
字 幕 1.日本語字幕
そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、
DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
DVD、レンタル専用
映像特典 ----
※ディスク
【 ジャケット 】
オモテ面:おとぎ話の向こう側へ――
グリム童話を現代の視点から新たに
蘇らせたフランスの傑作アニメーション
ウラ面 :アヌシー国際アニメーション映画祭で、
審査員特別賞、
最優秀フランス作品賞をW受賞!
シンデレラ、白雪姫だけじゃない!
“本当は恐ろしい”グリム童話から
新たなヒロインが誕生!
地味だけど、作品の雰囲気をうまく伝えたジャケットだと思う。もう少し動きのある[本編画像]、[ストーリー]を伝えられる工夫があっても良かったような気がする。難しいんだろうなぁ。(「新たなヒロインが誕生!」なんて陳腐なキャッチコピーからそれがうかがえる) 特に鑑賞後は、そう思える。追体験を望むからだろう。でも、いいジャケットだ。(←なら、文句を言うな!)
【 感 想 】
「忘れ得ぬ一本」
グリム兄弟の童話集の一編『手なしむすめ』をアニメ化。どこを切り取っても、壁に飾りたいくらい映像の完成度が高い。見事だと思う。つい見入ってしまった。然も、ストーリーが又、胸に迫る。最後は静かなカタルシスが、さざ波のように繰り返し押し寄せて、しばらく動けなかった。こういう体験は、フレデリック・バックの『木を植えた男(87)』以来だ。忘れ得ぬ作品がまた一本増えた。
――昔、粉屋の一家が大きな林檎の木の下に住んでいた。父親と母親、純真な娘の三人家族で、生活は貧しかった。或る日、粉屋は不思議な声を聞く。悪魔のささやき、取り引きだ。敷地の一部を差し出せば金持ちにしてやろうと言う。相手が誰だか分からなかったが、粉屋はこれを快諾してしまう。家族になに不自由のない生活をさせたかったからだ。すると、水車小屋に流れる水が黄金に変わり、たちまち粉屋は大金持ちになり、立派な屋敷を建てた。しかし、取り引きの時、敷地の一部に立つ林檎の木に娘が登っていたことを粉屋は知らなかった。娘も交換条件の一部だったのだ。ところが、娘は清純すぎて悪魔は手を出せない。悪魔は、娘の体を洗うことを禁じたが、涙を拭った手すら清らかだった。粉屋は、すべてを失なうことを恐れ、悪魔の言いなりになって娘の手を切り落としてしまう。粉屋は、自分がしたことを激しく後悔する。そして、心に傷を負った娘は、家族の元を離れ、放浪の旅に出ることになる。
……というお話し。
この後、娘は、さらに試練を負わされるが、誰かを憎んだり、怒りに染まることなく、真っ直ぐに生きて行く。でも、ラストはハッピーエンドでも切なく哀しい。いまでも思い出すと、胸が締めつけられる。
フランスのアニメ映画は、好きだ。日本の子供向けアニメに較べると、フランスのそれは大人向けであることが多い。表現は子供向けでも、テーマが大人向けであることが、ほとんどだ。
フレデリック・バック監督はカナダ人だし製作もカナダだが、原作となった短編小説はフランス人作家ジャン・ジオノ。名作『木を植えた男(87)』はフランス語の作品だ。
ルネ・ラルー監督の『ファンタスティック・プラネット(73)』と『時の支配者(82)』も忘れ得ぬ作品。
『ペルセポリス(07)』や名匠ジャック・タチ監督の遺稿をアニメ化した『イリュージョニスト(10)』、宮崎駿監督に影響を与えた『王と鳥(80)』と、紙芝居でないアニメが、ここにある。フランスこそアニメ大国だと、私は思う。(日本のアニメのほとんどは紙芝居だ)
超オススメ!(不思議なことに日本にも似た話しが伝わっている。どうしてそんなことが起きるのか、人間の不思議さに心が震える)
【 アニメ作品 】
『0131 タイタン A.E.』
『0197 アトム』
『0230 ダイナソー』
『0457 ロボッツ [ブルーレイ]』
『1334 アトランティス/失われた帝国』
『2342 アトランティス/帝国最後の謎』
『1739 木を植えた男/フレデリック・バック作品集』
『2343 鬼滅の刃/無限列車編』
【 『機動戦士ガンダム』 】
『0354 機動戦士ガンダム/MSイグルー ―1年戦争秘録―1』
『0355 機動戦士ガンダム/MSイグルー ―1年戦争秘録―2』
『0356 機動戦士ガンダム/MSイグルー ―1年戦争秘録―3』
『0375 機動戦士ガンダム/MSイグルー ―黙示録0079―1』
『0376 機動戦士ガンダム/MSイグルー ―黙示録0079―2』
『0377 機動戦士ガンダム/MSイグルー ―黙示録0079―3』
『0379 機動戦士ガンダム/MSイグルー2 ―重力戦線―1』
『0380 機動戦士ガンダム/MSイグルー2 ―重力戦線―2』
『0380 機動戦士ガンダム/MSイグルー2 ―重力戦線―3』
『0383 機動戦士ガンダム/GUNDAM EVOLVE +』
『0384 機動戦士ガンダム/GUNDAM EVOLVE Ω』
『0385 機動戦士ガンダム/GUNDAM EVOLVE A』
『0392 機動戦士ガンダム/逆襲のシャア』
『0394 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 Vol.1』
『0395 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 Vol.2』
『0396 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 Vol.3』
『0397 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 Vol.4』
『0398 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 -ミラーズ・リポート-』
『0408 新機動戦士ガンダムW/[ODD & EVEN NUMBERS]オペレーション・メテオ1』
『0408 新機動戦士ガンダムW/[ODD & EVEN NUMBERS]オペレーション・メテオ2』
『0419 機動戦士ガンダム0080/ポケットの中の戦争 VOLUME 1』
『0420 機動戦士ガンダム0080/ポケットの中の戦争 VOLUME 2』
『0446 機動戦士ガンダム0083/STARDUST MEMORY VOL.1』
『0447 機動戦士ガンダム0083/STARDUST MEMORY VOL.2』
『0448 機動戦士ガンダム0083/STARDUST MEMORY VOL.3』
『0449 機動戦士ガンダム0083/STARDUST MEMORY VOL.4』
『0450 機動戦士ガンダム0083/ジオンの残光』
『0543 新機動戦記ガンダムW/Endless Waltz 特別編』
『1571 機動戦士ガンダム サンダーボルト/DECEMBER SKY』