「所在不明の石仏」岩槻区加倉 洞雲寺の庚申塔
ホームページ「私家版さいたまの石仏」はこちら岩槻区に入ってからここまで、その所在が不明という石仏はなく、前回探せなかった石仏もいくつか新たに取り上げることができました。移動された石仏は、野孫神社北住宅の元禄13年の庚申塔を尾ヶ崎の光秀寺の山門近くで、笹久保新田の地蔵堂の石仏は同じ笹久保新田の浅間神社の参道近くで確認して記事にすることができました。今日は久しぶりに「遺失仏」の報告になります。以下は2016年9月の様子です。洞雲寺 岩槻区加倉4-21[地図]国道122号線、浄国寺の入口から100mほど東で、細い道を南に入ってしばらく進むと洞雲寺の入口がありました。正面に見える瓦葺の山門は、鎌倉時代建立と伝わる四脚門形式の山門で、市の有形文化財に指定されています。その左手前、塀の前に無縁仏など多くの石塔が集められていました。最前列中央 庚申塔 元禄7(1694)破風付の角柱型石塔で「岩槻型」庚申塔です。ところが・・・現在(2025年3月)の入口の様子です。きれいに整備されていて正面に本堂が見えます。石塔が並んでいた塀の前は、一基の石塔もなくさっぱりとした様子でした。何度か広い墓地を捜し歩いたのですがどうしても見つかりません。お寺のかたに尋ねてみました。ご住職はお留守のようで、女性のかたにお話を伺ったのですが、「県か市のほうに預かってもらったのでは・・・」ということでした。後日、さいたま市の文化財保護課に連絡して調べてもらったところ、市の指定有形文化財である山門は解体して預かっているが、石仏については関知していないということでした。ということで、残念ながら現状ではこちらの庚申塔の所在は不明ということになります。調査不完全ですが一応ご報告いたします。