Petit Boisのお菓子な、楽しい日々

　昨日、お茶の先生とご一緒にお稽古をさせて頂いている方々とで、京都へ行って来ました。
　第三回Y社中茶の湯の旅です。
　昨年は表千家北山会館、大徳寺、和菓子作り体験の１日でした。
　今回はJR山崎駅に集合、駅すぐ側のお寺へ。



　豊興山妙喜庵（臨済宗東福寺派）の中に国宝のお茶室待庵があります。
　こちらのお寺完全予約制、高校生以下、団体ダメです。
　一ヶ月以上前にハガキで予約するそうです。
　今年の幹事さんK様が予約していて下さいました。



　国宝のお茶室待庵です。
　内部は立入禁止、撮影禁止です。
　茶室待庵は千利休独特の構想で建てられ、現存するお茶室としては日本最古です。
　以前は違う場所にあったのですが、１６１０年に移築されました。



　コレは重要文化財の書院の杉戸です。
　狩野山雪の画です。



　妙喜庵の玄関で１１時からの見学者とすれ違いました。
　写真にはお二人しか写っていませんが、男性２人、女性１人で、あとで分かったことですが、建築家さん、大工さん、施主さんの三人組でお茶室を建てるための見学だったそうです。

　妙喜庵の後、大山崎町歴史資料館へ。
　こちらには待庵と同じ大きさのレプリカが常設展示されています。
　シニアボランティアガイドさんが丁寧に説明して下さいました。
　その方が妙喜庵の玄関ですれ違った方々がどうゆう方々かを話して下さったのでした。
　ランチの予約時間があったので、こちらは早々にお暇し、駅へ。
　山崎駅から京都へ、嵯峨野線に乗り換え花園へ。
　京都駅構内ダッシュしました。
　皆さんお元気です。私が一番とろいです。

　花園駅から妙心寺御用達の精進料理の阿じろhttp://www.ajiro-s.co.jp/へ
　頂いたお料理を紹介していきます。



　お白湯の中に少量の砂糖、梅干しの入ったものが最初に運ばれてきました。



　ピスタチオ豆腐と日本酒です。



　次はゆばとタケノコです。精進なのでカツオは全く使わず昆布のお出しでした。
　私はかつおだしが大好きですが、これも大変美味しかったです。



　塗りの箱にいろいろ入ってきました。
　冬瓜とゆば、なすにくるみみそ、タラの芽の天ぷら、赤いこんにゃくの煮物などなどです。
　
　　　

　豆ご飯と香の物、揚げた生麩が入った赤だしです。



　フルーツも付いていました。
　精進料理ですが、満足出来ました。
　お味もしっかりついていて美味しかったです。

　お昼ご飯を頂いたあと妙心寺へ。
　妙心寺は甲子園球場８個分の中に、４８院の塔頭があります。
　１０日は春の特別拝観最終日でした。

　大法院へ。
　


　大法院の茶室有隣軒です。



　お茶室見学後、お薄とお菓子を頂きました。
　美味しかったです。



　大法院の見所は、客殿を囲むように広がるお庭です。
　露地庭園といわれています。
　新緑が美しかったのですが、秋の紅葉もきっと美しいでしょう。



　私のお気に入りの１枚です。



　もう１院お茶室を拝見しに桂春院へ。
　こちらにも狩野山雪のふすま絵がありました。
　４時までに山門に上がるために早々にお暇しました。



　すごく急な階段を上がり山門の上へ。
　衣笠山が見えました。
　同志社大学の学生さんが山門の説明をして下さいました。
　もう１院お花が咲きほこる退蔵院に入る予定でしたが、こちらはいつも拝観が５時まで出来るのですが、この日は４時まで、入ることが出来ませんでした。
　残念

　駅に戻り、京都駅へ。
　伊勢丹内のカフェでお茶をして、地下のお菓子売り場で解散になりました。
　私が地下２階に行き、三木鶏卵のだし巻き、生ゆば、すぐきなどを買い帰って来ました。
　幹事のK様ご苦労様でした。ありがとうございました。
　来年の京都茶の湯旅も楽しみです。


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