すっかり遅くなってしまいましたが、「さらい屋五葉」の8巻読みました♪
もちろん、面白かったわけですが、読後の私の第一声は・・・
「ちょ、何??これで終わるんだったら、アニメも最後まで原作通りできたんじゃね?」
でした。。
まさか、8巻で完結だとは思っていなくて、アニメでラストを少し変えてきたのは
原作がまだまだ 続くからだろうって思っていたんです。
だから、アニメはあの形で終わらせておくのがいいとの判断だったんだろうなっと。
アニメ化されている時に 残り1巻で完結ってことは わかってたんじゃないんかな??
もう少し、アニメ化を遅らせて 4月スタート6月終了を1クールずらせば ちょうど
同じくらいに終わっただろうに。。
アニメの作りがよかっただけに あと数話の話が入ってなことがとても残念に思いました。
で、最終巻の感想ですが・・・ 以前の感想はこちら
さらい屋五葉(8)
イイまとめをしてくれましたねv
一年前、五葉に誘われる前のマサだったら 自分にちゃんと向き合うことができず、
故郷に残してきた弟とも正面から語りあうことができなかった。
それが 五葉の仲間となり、イチと関わり合うことで 少しずつ変わっていき
今では 弟、文之助に伝えるべきことをちゃんと伝えることができるようになったいた。。
文之助は 腕があるのに人見知りをするために道場に現れない兄を 弱いと思われるのが
悔しくて 兄は強いと言い張った。。
だが、そこに現れたマサは 幼子の言ったことだから許してやって欲しいと頭を下げる。
文之助は自分がうそつき呼ばわりされたことと、兄の不甲斐なさをカッコ悪いと詰った。。
その時のことをマサは 自分は不機嫌であったのだと、同格の者が相手とはいえ
武士の息子が頭を下げることはやはり耐えがたいことだった。。
「手を引いて文之助が納得できるように語ってやればよかったのに あの時の自分は
未熟であった すまなかった」と 文之助に言葉を掛けるマサ。
自慢の兄が 弱腰であることを目の当たりにしたことから
兄を軽んじてきた文之助でしたが 兄の心を知り涙します。。
本当は 兄のことがずっと好きだったんでしょうね。。
マサは 自分の問題を解決します。
そして、銀太もイチや五葉の仲間との件に決着をつけることになります。
銀太は自分が世話になっていた杉田屋を襲ったのが白楽でその一味にイチが
いたことを知り、イチにひとりでも手にかけたかkと問い詰める。。
イチは否定せず、逆にかけてねぇと答えたら納得するのかと訊く。
身の置きどころがなかった銀太がやっと見付けた居場所である杉田屋。
が そこを襲った者の中にイチがいた。。その事実を許せない銀太ですが、
その杉田屋から奪った金は おたけの身請けに使われことを知り
銀太は五葉を抜け 江戸から離れること。
が、ちょうど五葉の名が世間に知られることとなったため、梅に銀太が裏切ったのだと
誤解され 連れ戻される。
でも マサのとりなしで本当のことがわかり、銀太の疑いは晴れ・・・。
本当は梅も疑いたくはなかったけど、信頼するためには まず、本当のことを言って欲しいと
思う梅。。
それに対し、初めから銀太だけでなく、イチに対しても 全く疑うことなく信じ切るマサ。
この誤解の件を通し、一貫して仲間を信じるマサの姿に 梅とともに松にも変化が・・・。
そして、イチもいよいよ 自分のしてきたことの始末をつける事態に。。
仁がイチの前に現れ、白楽としてのけじめと俺自身としてのけじめを付けなくてはならないと言う。
白楽としてのけじめはイチが裏切りものであったのか確認し、紋次を手に掛けたのなら
その仇を討つこと。
自分自身のけじめは イチを 本来なら知るはずの無い世界に巻き込んでしまったことに
対する謝罪。
紋次を殺した理由は「あいつの憐みの眼が嫌いだった」
邪魔になり得る奴はすべて消す・・・今を楽しむ・・・
それを教えたのは あんただ・・・ そう答えるイチ。。
仁は 足を怪我し逃げていくイチを追うことをせずに佇んでいる。
そこにマサがやってくる。
「やっぱり 一味を売ったのはあいつだった」という仁に マサは
確かめたかったなどと言って 結局は弥一殿のことを信じてなかっただなと告げる。。
「やっぱり」などと 口にでるのは。。
そして 本当のことを告げる。イチは町方と繋がっていたわけではなく、
追手が迫っているのを知って それを告げることをしなかったのだと。
マサは イチを追う。
その場に残った仁の下に 八木が現れる。
仁は 八木が幼いころの誠之進を見知っていることから
病死をしたはずの誠之進がなぜ弥一と名を変え、江戸にいるのか、
白楽との関わりについてを教える。
誠之進と弥一との関係を知り、たったひとつのよりどころであった弥一の存在を
誠から奪ってしまい、霧中の誠を作ってしまったのは自分だという仁。
仁は白楽のひとりとして誠を見逃すことはできないが、
また再び 誠から希望を奪い取ることはできにとと 全てを八木に託すことに。。
奴に付けるべきけじめをつけさせてやって欲しいと。。
一方イチも そろそろ自分が捕まるだろうことを想い覚悟を決める。
それまで 自分の身を守るために用意していた金銭を姐さんに託す。
彼が本当に求めていたものは 難しいようで単純。
「家族だよ、自分の居場所を築きたかったんだ」桂屋に顔を見せたマサに
女将が呟く。。
イチが女将に求めたのは母親だったんですね。。ありゃ 私の早とちり(^^;
でも それならそれで イチが可愛い。。(p≧∀≦q)〃
女将さんも やっぱり素敵な女性でしたね、 いいなぁ・・・
オノ・ナツメさんの漫画はコマ割りとか表情とかが本当に素晴らしいです!!
間の使い方とか行間を読ませるとことか 大人な作品だなぁって思います。。
で、ついに八木がイチの前に姿を見せる。
イチは弥一と名乗ることで 五葉の頭目として捕縛される。
イチがしゃべってしまえば 全員獄門台だという梅だったが、マサは
イチは決して仲間のことを口に出さず、自分だけで背負うとするから大丈夫だと言う。
しかし、イチの身は・・・。
マサは八木に会い、なんとかイチを助けてもらえないか交渉しようとするが
八木はこれまでのイチのこと、またマサのことも 五葉の全ても既に知っているとわかる。
イチが仲間の名前を吐けば 一同死罪という八木。
ここは 出てくるなと態度で示す八木。
だが、どうしてもイチを助けたい一心で 往来で土下座し八木に頼み込むマサ。
その心に免じて 道場で勝負する二人。勝ったのはマサ。
マサは二度と刀を持たない、武士を辞めるからイチを助けて欲しいと願い出る。
その日の晩、八木は イチと二人だけで話をする。
縄を解かれてはいるが 拷問を受け続けているイチは 動くことすらままならない様子。
八木は悩んだ末に役人としてのけじめを選んだが マサがそれを容赦しないと
イチに話す。
マサにかかると真に求めているものをさらけだせっていわれているようなものだと。
マサの姿に昔の親友・弥一を重ねた八木は 一旦イチを牢獄生活をさせるも
そこから出てきたら 江戸から追放という形で放免にすることを告げる。
そして、誠之進と最初で最後の酒を酌み交わしたいと・・・。
泣き崩れるイチに 大きくなったのに そうやって泣いちまうのは変わらねえなという八木。
牢獄生活を終え、鞭打ちの後 放免されるイチ。
歩くこともままならないイチを迎えにきたのは 旅支度を整えているマサ。
マサの腰に刀がないことに気付いたイチが問うと、
刀はなくとも これまで通りお守りいたす と 告げるマサ。
八木と 二度と江戸に戻らないこと、刀を持たないことを条件に
イチと共にイク じゃない 行くことを 誓ったのだと。。
「ゆっくり進むことにいたそう 皆もそれぞれ 歩を進めているはず」
驚くイチ。
晴れ晴れとしたマサの顔。
「約束している 西の地で また共に集まろうと」
みんな実は既に旅支度をして 先に出てるんですよね。
また再び、西の地で五葉の面々が集まるんですね。
今度は 悪さではなく 仲間として協力し合いながら生きていくんだろうな。
いやぁ~~~~いいです。
随分と上手く まとめちゃったなって感はありますが そんなことは どうでもいいwwwww
五葉のそれぞれの面々とのつながりや、マサ、イチ 二人が抱える問題の解決
魅せてくれましたね!
マサもイチも お互いが出会うことで干渉しあい、自分と向き合うことになり
そして 乗り越えたわけですが、
イチにとっての弥一がマサってのが もう たまりませんね!!!
全然そんな描写はないんですが そこかしこに漂う色気に酔ってしまいそうです。
拷問されて ヘロヘロのイチにも(*´д`)ハァハァ
イチに見せるマサの心遣いにも(/ω\*)
いやぁ~~イイ作品だったなと思いますv
アニメ化されなくては これまた 知らずにいた作品でしたので 私にとっては
本当にありがたいアニメ化なのですが、できれば 最後までやって欲しかったですね。
アニメでは 二人の問題が解決されてませんもんね。
1クールでは尺が足りなかったんでしょかね。
とても 面白いので 「さらい屋五葉」 おススメ致します♪