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夢と魔法の王国はとても楽しくて厳しくて、充実した日々だった。小学生の頃から遊園地で働くことが夢だったから、迷うことなく就職できた。
ところが、数年たったある日、突然、家と財産を失うことになった。父が保証人になっていた借金。見事にやられ、身包みはがされた一家は、再度全員が肩を寄せ合って暮らすしかなかった。 やっと借りることができた借家からはディズニーランドは遠すぎた。早番、遅番が務まらない…。出社できないし帰れない。それでも何とか…の悪あがきの期間経て、去ることになった。 その後、一連の苦労がたたって、母が発ガン。5年間の入退院と手術を繰り返して他界。 僕から母とディズニーランドを奪った借金を憎んだ。 レジャーサービスの楽しさと厳しさのたくさんの教訓と「好きなことができてよかったね」の母の遺言を胸に10年間走り続けた。 そして、ようやくリベンジが始まった。 「世界一大繁盛テーマパークに学ぶ、最高の演出・商品・接客」のセミナーのゲスト講師に呼んで頂いた。入社以来、20年の時を経て、堂々と凱旋できる。 好きなことをしてきて、本当によかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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