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元々講師ではなかった。
というか本業はサービス施設の運営コンサルである。 けれど、いつからか段々と教育の依頼の比重が高くなってきた。 鰻登りである。 特に広告したり宣伝もしていないので、 単純に世の中のニーズとして多いことがよくわかる。 なぜそうなるのか? やはり原因は「働いた経験のない人が多いから」ということになる。 今の世の中、 大卒は当たり前で、大学院やらその先に留学まであって、 なかなか職場にデビューしない傾向が高くなりつつある。 一昔前なら、高校生くらいからバリバリにアルバイトやら 家の商売を手伝ったり…と、 なにしろ「仕事の経験」がある人が多かった。 10代で仕事をすることは実は大変大事なんだということが わかってきた。 学問として経営学やらマーケティングやら… 何しろ勉強しまくって、いざ23歳くらいで社会に出ると… 「??????」 「こんなはずじゃない」となる。 正直に言って、 20代デビューでは遅い。 (…と思っている) 知識の量が多過ぎて、なかなか自分が思うほどにうまくならないし、 活躍できないから、自滅していくパターンが増えてくる。 (ギャップばかりが大きくなる) これは別にサービス業に限った事ではなくて、 仕事全般的に言えると思う。 やはり理想は「働きながら学ぶこと」だろうと 最近はつくづく思う。 僕が高校生の当時は、 友人はみなアルバイトをしていた。 大学生も…。 だから大体16歳デビューである。 30歳の時点で、すでに仕事歴は約14年くらいある。 40歳の時点では24年…。 ところが、留年したり浪人したりしていると、 24歳くらいでデビューするから30歳の時点も5-6年くらいのキャリアとなる。 その上、MBAだなんだと留学組なんかは28歳くらいだから 30歳くらいでも新人のようになってしまう。 (現実問題として) だから昔より新入社員の教育増えたに時間がかかるようになった。 これが僕らの教育の仕事が理由である。 昔なら、入社して3-4日新人研修して 後は現場に出してOJT…で済んだものが、現在はそうはいかない。 職場で働いた経験が乏しいと、往々にして「人間関係に弱い」となる。 だから職場の人間関係が理由で転職したり…が多くなる。 だから、コーチングやらリーダーシップなんとか、マネジメント… などの知識が流行る。 そして、これまた学問として勉強してしまうところが悲しい。 僕の好きな格闘技の世界でも ジムでは鍛えに鍛えて身体能力の高い選手が いざ試合になると「????」全然強くないことが多々ある。 結局、ジム通いばかりしていても、 試合をしなかれば強くはならない。 中国もこれからはこのステージに入ってくるから大変だ。 何しろ一人っ子世代が社会人にデビューしてくる。 当然、大学は出ているものの、働いた経験が乏しい世代だ。 考えてみれば、日本が一番成長した時代の人々は、 勉強も勤勉だったけど、子供の頃からたくさん働いた人たちだった。 頭も良くて仕事もできるんだから、強いに決まっている。 この論点が抜けていることが多い。 最近、父から 「時代が時代なら、全く必要のない仕事だな」と言われることがある。 それはそうだ、と実感している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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