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「誰か良い店長を紹介してよ」
「支配人候補を探しているんだけど…」 最近、こうした依頼が本当に多い。 それほど、今は現場の責任者やマネージャー不足である。 (優れた人材…という意味で) 先日もあるレストランで食事をしていたら、 それを実感した。 食事が出てくるのが遅くて満席の客席はイライラ感が蔓延していた。 そろそろキレるお客さんが出て来ないかと、 見ているこちらがヒヤヒヤしてしまった。 そこで、責任者はどんな動きをしているんだろう?と目で追ってみると、 店長はレジにいた。 ズーッとそこを離れなかった(泣)。 会計のお客さんが途切れたらすぐにホールに戻ればいいのに、 レジを大事に磨いていた。 お金を揃え直していた(笑)。 混み合うホールはバイトの女性たちに任せるだけ…。 彼女たちは、テーブルごとに 「まったく遅いなぁ」 「何やってんだよ」 と、嫌味や罵声を言われつつ、頭を下げながら駆けずり回っている。 多分、レジがその店長の<逃げ場>なんだと思った。 「お金は大事だから俺の仕事だ。 決して手を抜いているわけではない…」 と言いたげだった。 ピーク時にレジに入っているくらいなら、 その時間だけでも店長としての給料は返上して <レジ係>として時給で働きなさい、と言ってあげたかった(笑)。 だから、その店はバイトさんの定着率が悪い。 久々に寄ると、メンバー総入れ替え?と言いたくなるほど いつも<新人>ばかりだ。 常に新人ばかりで構成されたスタッフと <レジが大好きな店長>のコンビでは、 未来に希望が見えてこない。 なぜなら、そこで働いているスタッフは間違っても 「私も頑張って将来は店長になろう」とは思わないからだ。 現場では<憧れ>がモチベーションだから…。 (「HR」ヒューマン・リソース~ほにゃらら…ばかりではない) 単に<お店の管理>ができる人は結構いるかもしれないが、 将来の憧れを見せられる人は少ないし、 逆に、それができる人がいい店長だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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