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テーマ:中国&台湾(3304)
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毎度のことながら実感するのは、
中国という国は「小姐経済大国」である、と。 「中国脅威論」だの一世を風靡したが…、 その実態は、明らかに10億人とも言われる地方農村の出稼ぎ労働者が 原動力で、それ以外の要因は後付でみたいなもの。 街中のサービスはこうした小姐たちが頑張って支えている。 (平均賃金は15000円くらいか) だから大卒で10万円ももらっている上海人は裕福な暮らしができる…という構図。 そんな小姐たちを見ていると、 なんとも無邪気に働いているから恐れ入る。 ちょうど僕らの母親の世代の人たちが東京に出稼ぎに来ていたのと 似たシチュエーションだと思う。 そういう小姐たちと、 とりあえずは大学を出て外資系に就職して つま先から頭のてっぺんまできれいになって、 ツンツンイケイケ顔で歩いている地元の女性たちを見比べてみると、 「何かを手に入れると失うモノがある」のかな?と。 それが<笑顔>なのか?家族愛なのか、いたわりの心なのか… それらは人それぞれかもしれないが、 なんでもかんでもは手に入らないんだなぁとシミジミ考えた。 (自分たちごとを含めてですが…) 人間、そうは起用ではないし極端に能力の差もないから、 「器の中に入りきらない分は押し出される…」 ということなのだろうか? すると、自分にとって不要なモノをいかに捨てていくか? (よく見定めて…) みたいなことも大事になる…そんな風に思ってしまう。 これは、個人もそうだし企業もそうだし国も… という気がしてならない。 GDPの尺度でみればイケイケゴーゴーの中国だが、 幸福感のGDPではどうなんだろう? そろそろ臨界点が近いような…。 いずれにせよ、小姐経済大国からの脱却が課題だ。 (当面は無理かもしれないが…) しかし、一歩間違えると、 「車に乗ってファーストフードを食べてからフィットネスに行く…」 皮下脂肪がぶ厚く身も心もゲロゲロ肥満国家(こめ国)みたいなるか、 出来の良い息子たちの収入に期待して、 年収の10倍も博打に注ぎ込んでまだやめられないバカ親父国家(●本) みたいになってしまうのか? はたまた、 本当は弱いくせに見栄とハッタリ大好きで 「真実はいったいどこにあるの?」「私は誰?」永遠の宝探し国家… のままでいくのか? いずれにしろ、今度こそうまくやって頂きたい。 中国にとっては数百年に一度のチャンスかもしれないし…。 行き過ぎると何かしらの<反動>があるのは歴史が教えてくれている。 (最近のテレビをみてもよくわかる) 人間なら身体を壊したり…、 企業なら組織ぐるみの犯罪に発展したり、 お国なら…脅しあいとか、略奪とか、戦争とか…。 「それをやっちゃぁおしまい」だから、 これからのご時勢は「ほどほど感」がいいな、と思った徐家匯の夜。 (中国に来るとそんなことを考えてしまう…) チャンチャン! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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