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レジャーサービス研究所(東京&上海)

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2009/09/07
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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:インバウンド対策


北京で販売サービスの研修。
こういうタイトルがつくと、たいていの人は
「販売サービスのマナーを教えてるんですか?」
「販売促進や集客戦略を教えてるんですか?」とか聞かれます。

これが全然違うわけです。
もちろん、そういうオーダーもある時もありますが、今回は違います。

経済の勢いが80年代の日本を思わせる中国では、
(何だかんだで結構長い80年代だが、、、)
出店の店舗の計画がバシッと的中すると、
「混雑し過ぎて困ってます。何か良い運営方法を教えてください」
というオーダーになります。

なんとも涙があふれるほど贅沢に聞こえるシチュエーションです。

立地とブランドイメージを程よく表現してた店舗デザインに、
程よいサービスの仕組みと、フレンドリーなスタッフが揃えば、、、
「ええ!?」というほどの来客に追われる店舗になってしまうのです。

そういう意味では、最近の日本とは逆の研修なので、
しばらくはこちらも脳みそが回転しなくて、
80-90年代初頭の記憶を捲る作業から始まった次第です。

「おお、これいいなぁ。お土産に買ってあげようかな?」とか言っている人々が
友人たちに20万円も土産を買ってあげるシーンには、思わず涙ぐんでしまいました。
(ご本人たちは、あくまでもサラッとしていますが、、、)

何しろ、商品が良く売れます。
こういう購買力を真近で見ると、早く帰国したくなります。

「インバウンド対応、行くぞぉぉぉぉぉぉぉ!」って(笑)。
現地でこんなシーンをたくさんみているから、
日本に帰ると中国人観光客に販売しないのはもったいない、
とつい自分の握りこぶしに力を入れ過ぎて、
つめが剥がれてしまいそうになるほどです(汗)。

全体として、それなりに高額商品にお関わらず、
レジ係り、レジのハードの不足。
(スペースの拡大、人員の増強)

在庫切れだから、もっとレスポンスの良い流通をしろ。
(在庫があれば、もっと売れた)

人員はケチるな。常に余分に配置せよ。
(人がいればいるだけ売れるから)

販売員は、客を説得していない。
(これ買いたいんだけど、、、というオーダーに応えているだけ)
(それでも順番待ち)
(特にバーゲンでも何でもない)

、、、などなど、本当に頭の切り替えが難しいエキサイティングな状態です。
文字通り、どピークの運営方法の指導になります。

日本では、絞った雑巾をあとは「乾燥機にかけるの?」」と言うレベルで
四苦八苦している現場を見ているだけに、何とも複雑な心境でした。
(あしたのジョーの減量に近くなって来た:涙)

10月は、中国の国慶節で連休です。

中国人観光客がどドーンとやってきます。
もう売るしかありません。
手加減容赦は倉庫にしまって総務部に鍵を返しておきましょう。
エコポイントも、育児手当も高速無料も不要です。

「売りたい人と買いたい人の日本海を跨いだ壮絶なお見合い」みたいなものです。
ガチの真剣勝負です。
プロレスの時代は懐かしいけど、
馬場も猪木も、もういません。
時代は総合格闘技で、何でもアリなんです。

もう、「国慶節対応会議」の準備に「打合せ」なんてしなくてもいいです。
(分厚いパワーポイントの資料も作らなくも結構)
現場に出てガムシャラに売るだけです。

ゴングが鳴ったら取り合えずダッシュです!

===

「だけどちょっと怖いからセコンドが欲しいな」という人は
レジャ研に声をかけてください(笑)。







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Last updated  2009/09/08 08:55:22 AM
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