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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:インバウンド対策
北京で販売サービスの研修。 こういうタイトルがつくと、たいていの人は 「販売サービスのマナーを教えてるんですか?」 「販売促進や集客戦略を教えてるんですか?」とか聞かれます。 これが全然違うわけです。 もちろん、そういうオーダーもある時もありますが、今回は違います。 経済の勢いが80年代の日本を思わせる中国では、 (何だかんだで結構長い80年代だが、、、) 出店の店舗の計画がバシッと的中すると、 「混雑し過ぎて困ってます。何か良い運営方法を教えてください」 というオーダーになります。 なんとも涙があふれるほど贅沢に聞こえるシチュエーションです。 立地とブランドイメージを程よく表現してた店舗デザインに、 程よいサービスの仕組みと、フレンドリーなスタッフが揃えば、、、 「ええ!?」というほどの来客に追われる店舗になってしまうのです。 そういう意味では、最近の日本とは逆の研修なので、 しばらくはこちらも脳みそが回転しなくて、 80-90年代初頭の記憶を捲る作業から始まった次第です。 「おお、これいいなぁ。お土産に買ってあげようかな?」とか言っている人々が 友人たちに20万円も土産を買ってあげるシーンには、思わず涙ぐんでしまいました。 (ご本人たちは、あくまでもサラッとしていますが、、、) 何しろ、商品が良く売れます。 こういう購買力を真近で見ると、早く帰国したくなります。 「インバウンド対応、行くぞぉぉぉぉぉぉぉ!」って(笑)。 現地でこんなシーンをたくさんみているから、 日本に帰ると中国人観光客に販売しないのはもったいない、 とつい自分の握りこぶしに力を入れ過ぎて、 つめが剥がれてしまいそうになるほどです(汗)。 全体として、それなりに高額商品にお関わらず、 レジ係り、レジのハードの不足。 (スペースの拡大、人員の増強) 在庫切れだから、もっとレスポンスの良い流通をしろ。 (在庫があれば、もっと売れた) 人員はケチるな。常に余分に配置せよ。 (人がいればいるだけ売れるから) 販売員は、客を説得していない。 (これ買いたいんだけど、、、というオーダーに応えているだけ) (それでも順番待ち) (特にバーゲンでも何でもない) 、、、などなど、本当に頭の切り替えが難しいエキサイティングな状態です。 文字通り、どピークの運営方法の指導になります。 日本では、絞った雑巾をあとは「乾燥機にかけるの?」」と言うレベルで 四苦八苦している現場を見ているだけに、何とも複雑な心境でした。 (あしたのジョーの減量に近くなって来た:涙) 10月は、中国の国慶節で連休です。 中国人観光客がどドーンとやってきます。 もう売るしかありません。 手加減容赦は倉庫にしまって総務部に鍵を返しておきましょう。 エコポイントも、育児手当も高速無料も不要です。 「売りたい人と買いたい人の日本海を跨いだ壮絶なお見合い」みたいなものです。 ガチの真剣勝負です。 プロレスの時代は懐かしいけど、 馬場も猪木も、もういません。 時代は総合格闘技で、何でもアリなんです。 もう、「国慶節対応会議」の準備に「打合せ」なんてしなくてもいいです。 (分厚いパワーポイントの資料も作らなくも結構) 現場に出てガムシャラに売るだけです。 ゴングが鳴ったら取り合えずダッシュです! === 「だけどちょっと怖いからセコンドが欲しいな」という人は レジャ研に声をかけてください(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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