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カテゴリ:インバウンド対策
今年になって知り合った中国人の孫くんのお誘いで、 彼の大学時代(日本)の外人留学生仲間の集まりに呼んで頂いた。 目的は、インバウンドに関しての意見や情報あれこれヒアリングするため。 中国人、韓国人、インド人、カナダ人、アメリカ人、オーストラリア人、、、 など、男女12名。 中でも、年代が違うので、特に日本のポップカルチャーに関して 何がどう魅力的なのか? あれこれ聞いてみました。 いつも「クール」「可愛いから」「日本人の絵は繊細だから」と ステレオタイプの自画自賛ばかり聞いていても、 やっぱり具体的でないから、よくわからないからです。 しかし、こうして直に聞くと、 薄々気づいていたこともあれば、 「なるほどぉー」と新たな発見もあり、 大変、有意義な時間でした。 === ●日本のアイドルグループは長ーーーく、ファンでいられる。 SMAPは、22年続いている。 しかも、メンバーチェンジがない。 (森くんが抜けたが、、、) 途中で活動休止もない。 これは凄いことで、他にこんなグループは見当たらない。 ファンが親子(お母さんと娘)で一緒に楽しめるコンサートは貴重な存在。 韓国や台湾にもアイドルグループはいるが、 これほど長続きしないで、解散してしまう。 もちろん欧米にもない。 その他、ジャーニーズは徹底的に女性を楽しませるグループを 次から次へと作り出している。 女性グループもモーニング娘。は、もう12年続いている。 こちらはメンバーチェンジを前提としたグループで これも世界では類を見ない。 だから、いつコンサートに行っても昔の唄を楽しむことができるのが凄い。 しかも、卒業後もメンバーのつながりがあって、 現役のメンバーとOGが雑誌やテレビで一緒に出演したりする。 これも、海外では珍しい。 ●日本のアニメも長ーーーく、ファンでいられる。 日本のアニメのほとんどは、雑誌の漫画がバックボーンにあるから、 本当に長く楽しめる。 ガンダムにしても、30年の歴史を辿る楽しさがある。 アメリカの漫画との大きな違いは、 主人公が成長すること。 近年は、韓国や台湾でもアイドルやアニメをどんどん発表しているが、 この「継続力」がない。 途中で空中分解してしまう悲しさがある。 だから、単発的なファンはいるが、長くファンでいられないのが残念。 「課長島耕作」も1983年~なので、もう27年ということになる。 社員が本当の社長になるまでの壮大なドラマで、 こんな本格的なビジネス書は見たことがない。 しかも、27年かけて実際の社会と同じスピードで進んでいくことに驚いた。 これを読めるようになった時に、 日本語を学習して本当に良かったと思った。 世界中にその国独特のポップカルチャーがあって、 色んな国のものを楽しめる良い時代になった。 そんな中、日本のポップカルチャーにハマると「オタク化」してしまうのは、 オタク化しなければならないほど奥行きがあるから。 それに惹かれて探求していくと、気がつけばオタクと呼ばれることになる。 <まとめ> やはり「継続力「長い」ことが大きな特徴になっています。 アイドルでも10-20年。 アニメ、漫画は20-30年。 だからいったんファンになると、 過去の歴史をあれこれと調べたり集める楽しさがある。 それが飽きないほどの圧倒的な量がある。 この点では、他国の追従を許さない存在感があるのは事実ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/08/23 01:17:07 PM
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