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どちらも同じメーカー(NF 回路設計ブロック)
のジュネレータ、発振周波数はどちらも1kHz(オシロスコープに出しています)。
銀色のフェイスにでかい周波数可変用のダイヤルが付いた方が、60年代と思われる製品(FG-104T)。
超高性能ではないが、単純な回路なのでいざともなれば僕にでも直せる。
右のTFTカラーLCDが付いている方が最新型(WF1973)。
最新型の方は、中身はデジタル回路の固まりで超多機能高性能だが、
50年保つか?と問われると、残念ながら、だめとしか答えられない。
補修部品が無くなるとそれでおしまい。
一体、技術の進歩とはどういうことだろう。。
資源エネルギーの減耗が始まり、高度に分業化されたヒエラルキー構造を持つ工業社会が変調をきたしたら、
その頂点に立つ工業製品は、
あっと言う間にゴミの山になるだろう。
このことは、今回の震災とタイの洪水でよく分かったと思う。
60年代以前は刻印(プレス)の凹面にエナメル塗料を擦り込んであるのが普通だ。
今のはこれ、NF回路設計ブロックさんにはお世話になっております。
これからも末永くがんばっていただきたいと思います。