今日は膨大な画像を見ながら使えそうな画像をピックアップしていたので記事のアップが遅くなった。
現在40代男性、下顎前突系の開口で、しかも下顎が右方変位している。
こうなった原因は不明で、他院で矯正治療を受けていたということで、上下顎4番を抜いてあるな?と思ったら、左下4番だけが抜かれていない。
はっきり言って前医の意図が分からない。
下顎前突なんだから、上顎4番は抜かずに下顎4番は左右とも抜くのが普通だからだ。
仕方がないので、僕が左下4番を抜歯して矯正治療を始めた。
20年ほど前の話なので、詳細を思い出せないが、ひどく苦労した覚えがある。
ブラケットワイヤーを外すまで4、5年かかっている。異例の長さだ。
あるいは寝相が悪かったのかもしれないが、当時は寝相と歯列不正の関係に気が付いていなかったようだ。上顎の歯列拡大に口蓋側の弧線だけではダメで、ワイヤーを外した後もしばらく拡大床装置を取っ替え引っ替えしたようだ。
2002年から2020年までの全ての1年毎の正面観をアップするつもりだが、
今日は矯正を始める前の2002年、矯正途中の2006年、そして現在の2020年の顔貌写真をアップ予定だ。ただし、2002年の側貌写真はなかった。
下顎角は大きく、開口になりやすいことがわかる。
2002
2006
2020
次回はbefore/afterの予定だ。