70代男性、左下6、舌側歯根面カリエス
前回の記事のように歯は経年劣化する。微細なクラックが歯牙全体に入り崩壊する。
歯牙の70歳以上の寿命は想定外と言って良い。
https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202404080000/
崩壊を防ぐために補強冠を装着しているが、咬合力による応力腐食割れが起こりやすい歯茎部、特に舌が密着していることによる酸素濃度が低くなりがちな部分は、気がついたら大きな虫歯になっている。
神経が死んでいるのか生きているのかどうかも分からない。歯牙全体が弱っているので通常治療中に崩壊してしまうかもしれない。通常治療は困難で、結局抜歯しか選択肢がない。
抜歯が嫌なら、3MIX+α-TCPとCR充填のスーパーテクニックをマスターしてその場で終わるのが最も良いと思う。
では時系列でどうぞ