パルプテスター:歯髄診断器というものがあって、歯髄(神経)が生きているか死んでいるかを調べる機械で、電気刺激を歯に与えて電気刺激を感じるかどうかを見るものだ。
歯髄が生きているとビリッとする。
これは歯にも電気が流れるということを利用しているのだが、歯科医師は歯の主成分のハイドロキシアパタイトの電気的抵抗値は非常に高く、電気は通らないと歯学部で習っているので、この矛盾をスルーしている。
また例えばアルミ箔をかじったり、金属のスプーンでカレーを食べたりすると誰でもイヤな味を感じることがある。歯科医師はこれを口腔内の異種金属間に流れるガルバニック電流だということを知ってはいるが、口腔内に金属が入っていない人でも同じ様にイヤな味がするということを完全にスルーしている。日本人の口の中に金属が入っていない人が少ないので、異論が出ないのかもしれないが大きな矛盾だ。
だから金属はダメだ、電気刺激が身体に悪影響を与えるので金属を除去しよう!という歯医者?の営業に利用されているくらいだ。
いや、金属がなくても歯と歯の間にも流れるのだよ。
実は歯にも電気が流れるので、歯と多種金属との間で、歯と歯の間でも自然電位(イオン化傾向)を簡単に測定することができる。
小学生でもできる実験だ。
https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/10000/
歯に流れる電気は電子ではなく水素イオン:プロトン:H+なのだが、これも世界中の歯科医師は完全スルーを決め込んでいる。
しかし、山口大学の藤森先生等の研究論文が出ている。
https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/16002/
ガルバニック電流が歯と歯や金属間にも流れるとしたら必然的に虫歯は電気化学的な腐食現象だという結論になる。ガルバニック腐食(異種金属接触腐食)という言葉さえある。
近々藤森先生の「
虫歯の電気化学説」に関する記事が業界紙の「アポロニア21 10月号」に掲載されるそうだ。