ディープバイトの矯正治療2
15歳男子、上顎前突観が気になる。出っ歯が気になるのでどうにかならないか?という主訴だったのだが、上下顎の歯列狭窄が見られる。いわゆるディープバイトとはちょっと違うかもしれないが、治療法は基本同じというということでアップしてみたい。ディープバイトは見かけ上の分類に過ぎず、その原因は経験上、強過ぎる咬合力による臼歯部の圧下、咀嚼筋群、口輪筋の過緊張による前歯部の後方傾斜、うつ伏せ寝、横向き寝等の態癖による歯列の狭窄で、それらに伴う下顎後退が特徴的に見られる。この子の場合はうつ伏せ寝により上顎歯列の狭窄(横幅が狭い)し、それに伴い前歯部が外側に弾かれて出っ歯に見える。それだけではなく、噛み締めによる下顎の臼歯部の低位、下唇を噛む等の習癖もあるかもしれない。治療方針は上顎歯列を拡大床装置により拡大しつつ、仰向けで寝るようにして、なるべく前の方で噛んでね。と指示するだけだ。最近は体力の低下でフルブラケット矯正が億劫になってきたので、お金も欲しくないし、なるべく簡単でコストが掛からない方法を考えて実践している。早く綺麗に治そうと思えば最低でも下顎はフルブラケットした方が良いかもしれないが、コストは20倍だ。前回の症例参照。直近の画像は撮るのを忘れたが、だいぶ良くなっている。では時系列でどうぞ寝相等の態癖による典型的な歯列狭窄だ。歯学部では西洋ベル型の歯列と習うが、うつ伏せ寝によってこうなるとは習わない。2ヶ月後