根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。
難読地名の多いことで有名な北海道ですが、根室振興局管内でも非常に多くの難読地名があります。「アイヌ語を起源としていて、無理矢理漢字を当てているから難しい」という説明に終わってしまうことの多い北海道の難読地名ですが、ではもともとのアイヌ語ではどのような意味なのでしょうか。そしてもともとの意味は今の状況と、どの程度適合するのでしょうか。
地名の由来にあわせて地域情報を簡単にお伝えしていきたいと思います。
第2回目の難読地名は
【珸瑤瑁】
です。
前回の納沙布岬より道道35号根室半島線を太平洋側に数キロメートル車で走った場所にあります。根室半島の突端部分です。この珸瑤瑁は漢字自体見慣れないものですね。
この名前の由来はアイヌ語で(1)「koi-omai-pet」(波・中の・川)もしくは、(2)「koi-oma-i」(波・がある・処)という意味ととらえられています。(1)を由来とする説では、ここらに流れる小川に着目しています。一方で(2)の説は沖にある小島に着目しています。
文字を持たないアイヌ語を起源とするため、正確な情報をお伝えできませんが、この不確かさも地名のルーツを探る上でのおもしろさではないでしょうか。
ここには日本最東端の学校があります。根室市立珸瑤瑁小学校です。写真では見にくいかもしれませんが、位置は東経145度48分、北緯43度22分です。ちなみに日本の子午線がある兵庫県明石市の、明石市立明石小学校はおよそ東経134度59分、北緯34度39分です。緯度が10度違うため、約40分も太陽の最も高くなる時刻が異なるのですね。皆さんの住んでいる地域では、太陽の最も高くなる時刻はお昼の12時よりも前ですか、後ですか。
目の前は、すぐ海です。
納沙布岬と水晶島の間を珸瑤瑁海峡といいます。ここは、サオマエコンブの好漁場となっています。
といったところで、今回の難読地名の読み方はゴヨウマイでした。
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