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カテゴリ:根室(ねむろ)地域
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 第11回目の難読地名は 【古多糠】 です。 標津町の中にあるこの土地を走る町道には鮭のシンボルがつけられています。鮭の川釣りが許される忠類川も古多糠を通っています。 この土地の由来となったアイヌ語は「kotanoka」(村跡)です。アイヌの集落をコタン「kotan」と言います。新しい村を意味する走古丹を以前ご紹介しました。同じコタンとつけられていますが、古多糠はアイヌの集落があった場所、もしくは集落の外れという意味で名付けられました。 標津町を鮭の町として有名ですが、内陸地では酪農も行われています。古多糠は、土地のほとんどが酪農に使われる牧草地になっています。そのため、他では見られないような「牛横断注意」の看板が道路のあちらこちらに立てられています。 牧草地が雪に覆われる冬に向けて、夏の間に牧草を備蓄します。備蓄のためにビニールで牧草をかためたものを牧草ロールといいます。 牧草ロールを作る夏の牧草地と、牧草ロールが積み上げられた冬
ところでこの牧草地の中を道路が走っています。北海道が管理、運営する道路なので北海道道といいます。通常省略され道道(どうどう)と呼ばれます。これは都府県における都道、府道、県道に同じものです。この古多糠にある道道は、日本でも北海道にしかない4桁の数字がつけられています。4桁数字の道路は道内には数多くあり、以前紹介した初田牛にも4桁の数字で整理された道路が通っています。 古多糠にある道道1145薫別川北線 初田牛にある道道1127初田牛厚床線
取材中に雪が降り始め、道路脇にはうっすらと雪が積もりました。この雪はすぐに溶けてしまうでしょうが、これから冬本番です。
といったところで、今回の難読地名の読み方はコタヌカでした。 *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;: お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.06.14 19:32:57
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