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テーマ:まち楽ブログ(32379)
カテゴリ:石狩(いしかり)地域
石狩振興局農務課です。 石狩振興局では、健康にやさしい石狩の食材の安全性、おいしさ、機能性などを再認識していただき、また、現代の食生活のスタイルが大きく変化する中で、生涯にわたる健康と地域の食の価値を皆さんとともに考える「地域の食の価値を考えるセミナー」を開催してきました。最終回となる第4回は、1月14日に札幌駅前地下歩行空間(北3条交差点広場)を会場に開催しました。 ◇テーマ 食と環境から育む「子どもたちの未来」と「地域の力」
オープニングイベントでは、北海道の食育キャラクター「大地君」と「めぐみちゃん」、日本ハムグループのマスコットキャラクターの「みーちゅーちゃん」が今回のイベントに駆けつけてくれました。
さて、オープニングイベントでは、石狩管内で生産されている トマトをメインに、江別市でトマトの生産・加工に取り組んでいる「はるちゃんのトマトケチャップ工房」、北海道に食肉の生産・加工・流通の拠点を持つ日本ハムグループの「東日本フード株式会社」、物性や調理法から道産食材のおいしい食べ方を研究している「藤女子大学・菊地ゼミの皆さん」に協力をしていただき、食と人のつながりを食卓へという想いをこめた「いしかりトマト鍋」をご紹介しました。 東日本フード(株)の三上さんに実演を交えた調理方法を紹介していただきました。メイン材料の「はるちゃんのトマト鍋の素」と「北海道産の桜姫鶏」にキャベツ、人参、大根、ナチュラルチーズなどの石狩の食材がたっぷり詰まっています。
今回使用した「トマト鍋の素」について、はるちゃんのトマトケチャップ工房の岡村恵子代表からご紹介いただきました。原料となるトマトは、イタリアントマト「サンマルツァーノ」という長楕円型のトマト。イタリア料理のパスタソースなどで使用されており、加熱によりネバリとコクがでます。このトマトをじっくり煮込んだ、おいしさや栄養がギュッとつまった商品です。
このトマト鍋の栄養や効能ですが、ヨーロッパでは、赤く熟したトマトを食べると健康で病気にならず、医者の仕事がなくなり困ってしまうという意味で「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあります。トマトの赤い色素(リコピン)には抗酸化作用があり体内の活性酸素を少なくする作用が強いと言われています。また、ビタミンCやB、カロテンも多く含まれています。トマトの旨味はグルタミン酸で、鍋のような煮込み料理では、肉などと相性がよくおいしく味わえます。これに、胃腸によいとされているビタミンUが豊富なキャベツなどの野菜、体をあたためる作用のあるしゅうがやにんにくを加えることで、風症候群に有効と言われています(藤女子大学食物栄養学科・菊地ゼミ一同)。
食と健康・環境づくりセミナーでは、作る人と食べる人が支え合って、本当の意味での豊かで幸せな地域と生き方の価値を将来の子どもたちにどう残していくことができるのか。よりたくさんの人が元気でいられる「人と地域を元気にする」というテーマで、2名の方から講演をいただきました。
第1部では、現代社会と免疫バランスの乱れにより子どもに何が起きているのか、さらに体内環境改善のための食や運動の大切さについて、北海道大学遺伝子病制御研究所(免疫制御分野) 西村孝司教授にお話していただきました。
第2部では、鮭醤油に秘めた想い、食づくりを通した地域循環の取り組みについて、佐藤水産(株)魚醤工場 渡邊寿一工場長にお話していただきました。
◇ お二人の講演内容(要旨)は こちらから。
同時開催のいしかり食の体験広場では、北海道教育大学釧路校生涯教育課程スポーツ文化研究室発のふまねっと運動体験や北星学園大学の学生による食育クイズコーナー、ホクレンくるるの杜による食育パネル展、石狩管内の特産品の展示販売会などが行われました。
石狩管内の特産品販売ブースに出品しているイチオシ商品を北星学園大学の学生さんが学生ならではの視点でPRしてくれました。 紹介ポップはこちらから 私たち日本人の食生活が大きく変化する中、様々な生活習慣病の発症や低年齢化が問題となっています。生涯にわたって健康な人生を歩むためには、今こそ食を通した生活習慣改善が大切です。健全な食文化は健康な食から、そして健全な食は健全な環境から生み出されるものです。食のあり方や役割、食と地域・環境の結びつきについて今こそ「気づく」ことが大切ではないでしょうか。 石狩管内のこだわりの一品・特産品は、こちらからご覧になれます。→ いしかりの物産 過去3回のセミナー開催結果はこちらからご覧になれます。 第1回セミナー「収獲の秋!感謝の心をコメて、お米を食べよう!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.01.30 19:11:37
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