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カテゴリ:根室(ねむろ)地域
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 第23回目の難読地名は ![]() 【九虫】 です。 別海町の尾岱沼から北へ進んですぐの場所に流れる川の名前です。橋の名前は当てられた漢字をそのまま読んだ、クムシ橋となっています。 名前の由来はアイヌ語です。「kom-ni-ushi」(槲(かしわ)多いところ)という意味が語源のようです。この場所に限らず、旧くは漢字表記されていた場所でも、カタカナ表記に統一されたり、易読化されたりすることによって、難読地名が減少しているように感じられます。 九虫川の今は、このようになっています。 九虫橋から下流(写真左)上流(写真右) 川が結氷し、雪の積もった上に鹿の足跡が縦横に続いています。この場所は野付半島によりオホーツク海に直に面してはいないため、流氷が接岸することはありません。しかし淡水が交じった海面も結氷するので、足跡は遙か先まで途絶えません。 この近くには、尾岱沼ふれあいキャンプ場があります。野付半島や北方領土がどの位置からでも見られるようキャンプ場に段差が設けられています。管理の行き届いたキャンプ場のため人気があり、夏には多くのキャンパーで賑わいます。バンガローや貸しテントの他に、寝袋なども貸し出しがなされているため、軽装備でもキャンプを楽しむことができます。近くの尾岱沼漁港で魚介類を調達し、バーベキューで海の幸を楽しむのがオススメです。 バンガロー群(写真左)とオホーツク海の眺め(写真右) さて、今回の難読地名の読み方はコムニウシでした。 *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;: お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.06.14 19:28:19
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