石狩振興局商工労働観光課Wです。
石狩振興局と空知総合振興局では、両地域の魅力を道内外に広く発信するため、観光モデルプランづくりを進めていますが、
この度、旅行会社など観光関係者を対象としたモニタ-ツアーを実施しましたのでその模様をご紹介します。今回は「そらち編」です。
空知地域は、札幌市や新千歳空港のある石狩地域の北東側に位置し、財政再建を目指し東京都職員から転身した鈴木直道市長(31歳)がいる夕張市をはじめ、三笠市や赤平市などかつて多くの炭鉱で賑わった地域です。
最近では、地元の素材を活かしたスイーツやワインなども人気があります。
北海道空知総合振興局
http://www.sorachi.pref.hokkaido.lg.jp/
(そらち産業遺産と観光)
http://www.sorachi.pref.hokkaido.jp/so-tssak/html/index.html
10月30日の朝、少し肌寒いですが雨の心配はないようです。
参加者一同(15名)はバスに乗り込み、札幌市内を夕張に向けて出発しました。
道東自動車道の夕張ICを降りて少し進むと車窓いっぱいに赤や
オレンジに色づいた山々が広がりました。
今年は夏が長かったので、紅葉は例年よりも遅くなっているそうです。
私たちのバスは札幌を出発して約1時間半で
最初の目的地、夕張市にあるホテルマウントレースイに到着しました。
ホテルの一角で早速メロンパンづくりが始まりました。
夕張メロンの果汁がたっぷり入ったメロンクリームをパン生地で包み、クッキー部分にメロンの網目模様を付けるまでを体験します。
焼き上がったメロンパンです。
やや個性的な形になりましたが、本物のメロン果汁が入ったクリームはとても香りが良く、美味しくいただきました。
体験時間は30~40分ですが、パンが焼き上がって冷めるまで1時間半くらいかかりますので、宿泊される方など時間に余裕のある方にお薦めです。
料金など詳細につきましては、下記連絡先までお問い合わせください。
夕張リゾート株式会社(ホテルマウントレースイ)
電話:0123-52-3456
http://racey.yubari-resort.com/
次に訪れたのは、1977年(昭和52年)に公開された映画の舞台となった「幸せの黄色いハンカチ想い出ひろば」です。
島勇作(高倉健)が刑を終えて妻の光枝(倍賞千恵子)が待つ炭鉱住宅で黄色いハンカチを確かめるシーンは感動的でした。
建物の内部には、黄色のメモ用紙が天井や壁一面に貼られていました。メモ用紙には、家族の健康など、ここを訪れた人たちの願い事が記されていました。
そのほか、映画で使用されたファミリアや島勇作と妻の模型などが展示されていました。
見学料金は大人500円、こども300円、シニア(60歳以上)400円です。
夕張リゾート株式会社(幸せの黄色いハンカチ想い出ひろば)
http://www.yubari-resort.com/contents/facility/yellow/
夕張市は、明治時代から炭鉱の街として栄え、最盛期には24の鉱山を抱え、人口は12万人(外国人など住民票のない人を含めると15万人いたという話も)に達しましたが、相次ぐ事故や国の石炭政策の後退から昭和40年(1965年)代に次々に閉山、平成2年(1990年)の三菱南大夕張炭鉱の閉山で炭鉱の歴史に幕を下ろしました。
次回は「いしかり編」をお届けします。