北方領土対策根室地域本部からのお知らせです

　今年度、北方四島交流北海道推進委員会が主催する四島交流事業の最後となる四島交流受入事業（一般：網走市）が10月3日（木）から7日（月）の日程で行われました
　
　 今回の受入事業は、総勢５９名が網走市を訪れて、博物館網走監獄やオホーツク流氷館の視察、流氷硝子館でのサンドブラスト体験を行ったほか、市民の皆様との住民交流会や意見交換会などの交流が行われました

博物館網走監獄視察
　博物館網走監獄は明治の終わりから実際に網走刑務所で使用されていた建築物群を移築・保存・公開している野外博物館です

　団員の皆さんは説明員の方の説明を聞きながら、獄舎や展示物を見学しました







オホーツク流氷館視察
　オホーツク流氷館は、天都山展望台に併設されており、常時流氷を展示している施設です

　マイナス１８度に保たれた流氷体験室では、実際に本物の流氷を手で触ることができ、団員たちは寒さに耐えながらも網走の冬を直接体験することができました



 


サンドブラスト体験
　流氷硝子館では、サンドブラスト体験を行いました。
　サンドブラストとは、自分で描いたデザインをカッターで切り抜き、砂を吹き付けてスリガラス上の絵付けをするもので、団員たちは工夫を凝らしながら独自のペーパーウエイトを制作しました

　このペーパーウエイトは、夕食交流会の会場に飾られ、夕食交流会に参加した住民にもとても高評価でした


　
住民交流会
　始めに網走市が考案したご当地体操の『カニチョッ筋体操』を網走市民の皆さんと一緒に行いました

　『カニチョッ筋体操』は意外とハードで、団員のみならず住民の皆さんも懸命に汗をかきながら体操を行いました
　体操で一緒に体を動かしながら交流を行うことで皆さん時間もさほど掛からずに早く打ち解け合うことができたようです

意見交換会
　カニチョッ筋体操で交流を行った後、『健康』をテーマに意見交換会を行いました

　四島と北海道本土の健康維持・増進の意外な方法や、医療などにも話題を広げながら意見交換を行い、皆さんとても有意義な時間を過ごすことが出来たようです






　網走市でのプログラムを終えた団員達は、6日（日）に根室に戻り、その足で道立北方四島交流センター（ニ・ホ・ロ）で『北方四島交流コンサートin根室』を視聴しました

　『北方四島交流コンサートin根室』では、根室市内の合唱団『根室ほほえみコーラス』の皆様や、『根室混声合唱団クール・エコー』の皆様による合唱が披露されました。
　また、根室市民で構成されたジャズバンド『イースト・ポイント・ジャズ・オーケストラ』によるジャズの演奏が行われました

　コンサートの中盤では、団員による歌の披露などがあり、それも相まってコンサートは時間が経つにつれ、どんどん盛り上がりを見せてきました



　コンサートも終盤に差し掛かった頃、住民と団員が一緒になって手拍子をしたり、前に出てダンスを踊ったりと、最後には参加した皆さんが一丸となり、コンサートを盛り上げていました

　大盛況の中コンサートが終演した後、興奮が収まらない様子で『演奏を披露してくれた皆さんを四島に連れて帰りたい』などと感想を述べるなどとても思い出深く、印象に残る一日となりました



　
　今回の四島交流受入事業（一般：網走市）で今年度の北方四島交流北海道推進委員会主催による交流事業は終了です。
　今年度の交流事業を無事に実施することができたのは、積極的に交流事業に参加していただいた住民の皆様、色々な場面でお力添えをいただいた関係者の皆様の力が大きかったと思っております。
　　皆様、本当にお疲れ様でした。そして本当にありがとうございました。