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スイスの繁栄を引いて、投機の秘訣を明かすのはMax Gunther。
1985年の出版だから、バブル相場も道半ばという頃にあたる。 タイトルを意訳するなら、「スイス流、投機の格言」というところ。 Axiomsは「公理群」と訳すべきところ、この世界には似合わない。 さて、「格言」は、12個、登場する。 いくつかの「格言」には、Minor Axiomが、添えられている。 第一の格言は、 リスクを憂うことに関するものである。 「心配で、夜も寝られない、飯も喉を通らない」、かかる状態に 対する「格言」である。 書かれていることを読むと、なるほど、「格言」よりは「公理」が、 相応しいかという気もするのである。 曰く、 「心配していないということは、リスクを取っていないということである」 つまり、 「リスクに、心配はつきもの」 まさに、公理たる「格言」である。 で、 それを、理解すると、何が得られるのだ? 無意味な分散投資を、しなくなるのだ。 無意味な分散投資は、「心配から逃れようとする」無意味な所行なのだ。 なぜなら、 リスクには、心配はつきもので、 心配が消えると、リスクが消える。 リスクが消えれば、リターンも消える。 すなわち、 無意味に金を投じている事になる。 「近未来通信事件のような詐欺」に、 かからない秘訣は学べないが、 相場で負けて、 詐欺にかかったようなものだとは、 思わないですむ秘訣は学べるであろう。 (第2公理以降のリスト) マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール [ マックス・ギュンター ] 【電子書籍】 運とつきあうー幸せとお金を呼びこむ13の方法 [ マックス・ギュンター ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2020.12.21 07:56:24
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