テーマ:政治について(20193)
カテゴリ: 藻緯羅の放談
日経ビジネスに、4ページにわたって、
「高負担で成長を北欧に学ぶ」と題する、 記事を、小沢環境大臣が寄せている。 ビジネス層へのメッセージであろうか。 内容的には新味は無い。 COP15の報告に始まるが... その中で, 「デンマークは国民負担率が、 高いにもかかわらず、 幸福度が高いことに驚いた」 とある。 本当だろうか? その程度のことを、 COP15に参加して知ったのだろうか? 何ともお粗末な事前の見識である。 「あらためて、実感した」というなら、 わからないでもないが...。 それに続いて、 デンマークとスウェーデンのデータを紹介しながら、 ・自由競争の徹底 ・柔軟な労働市場 ・小さな所得格差と充実の社会保障 の三つの相互作用が、幸福度の基盤をなすと、説く。 続いて、日本の現状を、 貯蓄率の低下は、所得の低さが原因と説き起こし、 高負担は高福祉と高収入を生むとの印象を与える。 そして、北欧のモデルを、 そのまま日本にあてはめることは、できない! と、全ての記述を消し去るような逃げで終わる。 とても、政治家のメッセージとは思えない。 評論家の主張そのものとの印象が強い。 訴える力は強いが、中身は藻緯羅のたわごと並み? さて、 デンマークとスウェーデンと日本、 基盤の共通点と相違点は何だろうか? 今日現在のWikiなどから、引いてみよう。 以下の数値の統計年には若干の差異があるので、ご注意! デンマーク スウェーデン 日本 人口 550万人 900万人 1億3千万人 人口密度 126人 20人 340人 GDP/人 3万7千$ 3万7千$ 3万4千$ 戦闘員 徴兵制 徴兵制 志願制 天然資源 原油・天然G 鉄・ウラン 石灰岩 国会議員 179名 349名 702名 失業率 2% 6% 5% 自殺率 12人 13人 24人 (米は11人、オランダは8人、英国は6人) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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