2883183 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

田崎正巳のモンゴル徒然日記

田崎正巳のモンゴル徒然日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

モンゴル2008

モンゴル2008

Category

Calendar

Favorite Blog

島田隆の天職相談室 しまりゅう52さん

Comments

愛読者@ Re:ブログ休載中(09/03) 長い間お疲れ様でした。どうかお大事にし…
Mei@ Re:ブログ休載中(09/03) お大事になさってください。ブログの再開…
あくつ@ Re:ブログ休載中(09/03) お大事にしてください。 再開を楽しみにし…

Freepage List

Headline News

2010.04.28
XML
モンゴル国立大学の授業とは別に、イギリスの学校と提携しているイギリス式授業の授業も担当していることは以前から何度もお伝えしています。

このクラスの生徒たちは、どうも活気がないように思えていました。場所はモンゴル国立大学と同じ校舎ですが、学校は別々なので大学の生徒らとの交流もないようです。

そこへ少し前からイタリア人の留学生Pさんも入ってきました。本来は大学の方に来ているのですが、大学では英語での授業はほとんど皆無ですから、一応(?)英語でやっている私の授業に来ているというわけです。

更に、これがきっかけで私の学部生向け授業「日本企業経営」にも先週から来るようになりました。

そのPさんは、どうやらモンゴル人学生とはあまり話していないようです。で、先週私が「そうだ、来週のどこかでイタリアン・パスタ・パーティをやろう!」と勝手にぶちあげました。

彼は喜んでくれたので、イギリス式授業の他のクラスメートにも聞いてみたら、自分たちも行くと言いました。パスタは世界フードですから、ここモンゴルでも若い人を中心に人気があります。

そして、1週間後の今日行ってきました。場所は、大学の寮です。寮は、モンゴル人向け(地方出身者)と海外からの留学生向けの2つありますが、もちろん行ったのは留学生向けです。

私は日本人留学生を訪ねて、玄関までは行ったことはありましたが、中には入ったことはありませんでした。

今回、一緒に行ったのはイギリス式授業の学生4人です。残念ながら、全員男子学生でした。女子生徒もいるのですが、体調が悪いとか、そもそも出席していないなどで、来ていません。

寮は筑後30数年とかで、ものすごく古いというわけではないですが、いもかにも学生寮という感じの建物です。彼の部屋は意外と広く、8畳ほどのリビングと6畳ほどのベッドルームがありました。

あとはシャワーとトイレです。一人でこれなら、学生としては十分でしょう。多分、昔は2-3人の部屋だったのではないかと推測しました。

キッチンは部屋にはなく、各階に共同であります。というわけで、全員でビール片手にキッチンへ移動しました。キッチンは誰もいませんでした。

聞けば、あまり使われていないそうです。せいぜい2人くらいいるかどうかだそうです。キッチンと言っても、当然自分の家にあるようなわけにはいかず、鍋や洗剤なども全て毎回持ち込むことになり、ちょっと面倒そうです。

確かに、私なら多分キッチンを使うことはないだろうなと思いました。

早速始めました。

kitchen
4つの鍋台(?)が乗っている電気コンロが2つあり、手前の方を使いました。ですが、聞いてみたら、向こう側のは故障しているそうで、使えるのはこちら側だけだそうです。


tetudai
学生たちも手伝ってくれました。



今日のメニューは、ボロネーゼとイワシだそうです。ボロネーゼは羊の肉を使って、Pさんが週末に前もって作っておいてくれたそうです。

binnosauce
そのボロネーゼ・ソースを鍋に入れて温めました。


イワシはイワシの缶詰(多分、どこの国でも売っているような、茹でて塩漬けにしたもの)を炒めた玉ねぎ、ニンニクに加えて、Pさん特性の辛いオリーブオイルを加えるというシンプルなものです。

sakana
トマトソースらしき赤い色はありません。


そして、パスタがゆだるのをビールを飲みながら待ちました。私がビールをついで「乾杯!」とやると、「先生と一緒に飲むのは初めてです」と言ってました。聞けば、そもそも先生と教室以外で話すこともないそうです。

前にも聞いたことはありましたが、モンゴルの先生は授業が始まると、ずっと一方的に講義を続け、生徒と会話することはあまりないそうです。

ましてや、私のように生徒との議論をベースに授業を進めるというのは「こんな経験全くなかった」と言われるほどです。

もしかして社会主義時代の名残なのでしょうか?先生とは偉いものなので、一緒に考えるとか議論するということはありえない、と思っているのかもしれません。

とはいえ、当然ですが、今の学生が先生を偉い人だと思っているなんてことは、全然なさそうです。

そろそろ茹であがってきました。

pasta2
これはタリアテッレに見えましたが、ちょっと名前が違うパスタでした。(名前、忘れちゃいました)ザルなどの道具がないので、上げるだけでも大変です。



このロングパスタには、イワシを絡めます。ボロネーズソースは、ショートパスタで絡めます。

boloneese
パスタの量が多過ぎたのが、ちょっと塩味が足りなかったけど、美味しいソースでした。

最後にキッチンで記念撮影。


gakusei
こんな感じの学生を相手にしてます。



やっと部屋に戻って皆でゆっくり食べました。ビール飲んだり、私が持ち込んだワインを飲んだり。モンゴル人の学生らは、私のPさんとの話にはなかなか入りにくそうでしたが、それでもとても楽しそうでした。

このイギリス式学校の場合は、大きな大学とは違うので、同級生という意味では非常に少ないので、あまり他の学生らと接触がないのかなと感じました。

Pさんは、楽しそうにパソコン開いて、イタリアについていろいろ話してくれました。

以前、私のイタリア人の友人が言っていたように、イタリアにはヨーロッパでも有数の豊かな地域と南部の発展が遅れた地域があるということを言ってました。要は「常に、北から南にお金を投じてきた」ということです。

「またこんなパーティやりたいね」ということで、お開きとなりましたが、「今度は女性もいた方がいい」という声ももちろんありました。こういう語らいは楽しいものです。気持ちよく飲めました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.04.29 19:24:55
コメント(7) | コメントを書く
[モンゴル国立大学・授業風景] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


Partyの仕掛け人!   Ruby さん
パスタ・パーティー楽しそうですね!

考えてみましたが、自分の場合は、日本でも、大学の教授が生徒達と一緒に何かイベントを一緒にするということは無かったと思います。
教授や先生方は別格という感じがしました。4年生のゼミでは、お茶の時間を助手や講師の女性の先生方も含めて、ご一緒していましたけど、緊張がありました。

無論、授業も語学系を覗いてほぼ一方通行の聴講です。

双方向、discussionの醍醐味?を知ったのはビジネススクールからですね・・・。(あ、正確に言えば、中学校の授業の方が、大学よりずっとdiscussion形式でした。) (2010.04.30 23:36:38)

Re:Partyの仕掛け人!(04/28)   モンゴル2008 さん
Rubyさん、ありがとうございます。

そうですか、日本でも確かに大学の授業はそんなもんでしょうかね。
ビジネススクールですか。日本ですか?やはり議論しながら進めるのでしょうか? (2010.04.30 23:41:25)

高地のパスタ   東京Walker さん
標高が高いとパスタはうまく茹で上がらない。ウランバートルは標高どれくらいでしたでしょうか?
塩を効かせると、アルデンテに茹で上げるとうまく行くが、写真見た限り塩がないですねえ。
でも、パスタやPizzaというInternational Foodsを持っているイタリアはこういう時活躍できますネエ。
日本人が、まさか学生寮で寿司作るということも難しいでしょうから。アッ、教授のカレーライスがありましたわな (2010.05.02 11:33:34)

Re:高地のパスタ(04/28)   モンゴル2008 さん
東京Walkerさん、ありがとうございます。
標高と関係あるんですか?温度は早く熱くなりやすいかもしれませんが。この辺は1400m程度ですから、パスタとはあまり関係ないと思います。
もちろん、塩は使ってますよ。地中海の塩を持ってきていました。ただ、確かに私が作る時よりは塩の量が少なかったように思いました。私は茹でる時はかなり塩を入れます。

確かに、パスタやPizzaはInternational Foodsです。以前、日米欧の子供を対象に調査したら、ほとんどの国で子供の人気メニューにスパゲティが入っていたそうです。
日本料理は、こういう厳しい環境ではほとんど役に立ちませんね。
(2010.05.02 13:24:37)

リングイネ   パオロ さん
Hello Mazami!
It is Paolo from Italy.
The name of pasta you don't remember is LINGUINE (リングイネ):
http://www.google.it/images?q=linguine&oe=utf-8&rls=org.mozilla:it:official&client=firefox-a&um=1&ie=UTF-8&source=og&sa=N&hl=it&tab=wi&biw=1366&bih=599
Just to say that now I am following your blog, and this is my blog:
http://www.foodcarstravel.com/
See you soon. (2010.10.08 21:46:29)

Re:リングイネ(04/28)   モンゴル2008 さん
Hi, Paolo!
How are you doing? Thank you for your message to my Blog.
Yeah, the pasta you made for us was LINGUINE, which was very good! But how did you get the Japanese word リングイネ?

By the way, can you read my blog written in Japanese?

I visited your blog today. And I would follow your blog too.
What is your next step? Are you going to Moscow this year? Other city?
I hope we can meet soon. (2010.10.08 22:29:41)

Re[1]:リングイネ(04/28)   Paolo さん
Here everything ok, I hope the same for you too.

Actually I am just using google translator; リングイネ comes from here:
http://translate.google.com/?hl=it&tab=wT#it|ja|linguine

There is the possibility to read all the blog directly in italian!
http://translate.google.com/translate?js=n&prev=_t&hl=it&ie=UTF-8&layout=2&eotf=1&sl=ja&tl=it&u=http%3A%2F%2Fplaza.rakuten.co.jp%2Fmongolmasami%2F

21st of October I have to present dissertation here.
Now I am trying to apply for a 2 years work-study program in Buenos Aires, Argentina:
http://www.tenaris.com/en/Careers/OurCareersandTraining/GlobalTraineeProgram/TheProgramStructure.aspx
It is offered by an italian company, Tenaris, a leading supplyer of tubes for oil & gas industries.
Even evaluating other possibilities.

I was in Moscow in August, I tooked the transmongolian train from UB to Moscow, then I returned in Mongolia by train.

Next long trip planned in my mind will be, when I have time and money:
- from europe to irkutsk/baikal by plane
- from irkutsk to vladivostok by train
- from vladivostok to sahalin isle by boat
- from sahalin to japan by plane
- then japan and korea
- then europe
But this is not my priority at the moment! (2010.10.09 17:27:29)


© Rakuten Group, Inc.