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カテゴリ:読書記録(小説・その他)
今回もアンソニー・ロビンズの本をまとめます。
今回は人生の質を上げていくための原動力となる、「苦痛と快感の原則」を見ていきます。さっそく、いってみましょう。
人生の原動力となる「苦痛と快感の原則」とは?人生であなたの行動を駆り立てる「理由」はなんだと思いますか? それは「苦痛」と「快感」です。人間が行動を起こすのは、苦痛から逃れるためか、快感を得るためのどちらかなのです。
「苦痛と快感の原則」とは、将来の成功のチャンスを逃すより、この瞬間の行動を起こすことのほうがもっと苦痛である、ということです。
だから、好きな人に話しかけられない。起業できない。ダイエットできない。理想の人生に向けて行動できない。これから何かを新たに獲得したいという願望より、現在手中にあるものを失う恐怖のほうがずっと強いということです。
いくら苦労しても変われない人は、「苦痛の限界」に達していないのです。
「苦痛の限界」に達すると、今まで敵だった苦痛が自分の味方に変わります。それ以上我慢できないところ(我慢の限界)まで達すると、絶対に変えると決心できるのです。
人間の心の中では、苦痛と快感がいつも綱引きしています。行動を起こすだけの価値があるかどうかを、いつも心の中で秤にかけているのです。
人生の質を上げるために「苦痛と快感」を理解する苦痛と快感を何と結びつけるかによって、一瞬にして行動も変えられます。人間の行動は、知的な計算ではなく、苦痛と快感という「本能」「感情」によって決まるのです。
広告業界は、「苦痛と快感の原則」を使い、特定の感情と商品を結びつけています。感性に訴える音楽、画像、色などを駆使して、見る人を特定の状態に持っていく広告を使っています。
自分の感情をコントロールすることは、自分の心の中に広告を出すようなものです。「やめたい行動」と「苦痛」を結びつけ、心から離れないようにするのです。人間は、快感を得ることよりも、苦痛を避けることを最重要視します。
やめたい行動をやめた後は、「自分の身につけたい行動」と「快感」となる感情を結びつけます。人生の質を上げる重要なことは、一時の苦痛を乗り越え、長期的な喜びを手にすることなのです。
達成するだけの価値がある目的は、一時的な苦痛を克服しないと実現できない場合が多いです。ダイエットのように、最初は苦しい時期もありますが、続けているうちに、どんどん楽しくなってくるものです。
一時的な苦痛を克服するという点では、仕事、人間関係、信頼、運動、お金といったものも共通するものでしょう。
身につけるべき「信念」とは?前回、「決断を下すための5つのシステム」の中に「核となる信念」が1番目に来ています。人生の質を上げ、変化を起こしていくためには、「信念」を持つことが大事です。
変化は「変わろうという気持ちになったとき」に、起こるべくして起こります。その中で身につけるべき3つの信念があります。
自分を変える3つの信念は次の通りです。 ①「絶対に変わらなければならない」 ②「自分の力で変えなければならない」 ③「自分は変わることができる」
自分の人生に変化を起こせるのは、ほかでもない「自分」だけなのです。この3つの信念なしにはどんな変化を起こしても、決して長続きはしないでしょう。
人生の質を上げるためには、この「信念」を理解し、活用していく必要があります。次回は、信念について詳しくみていきましょう。お楽しみに。
それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】 アンソニー・ロビンズの運命を動かす 世界NO.1カリスマコーチ [ アンソニ・ロビンズ ] アンソニー・ロビンズの自分を磨く 世界NO.1カリスマコーチ [ アンソニ・ロビンズ ]
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Last updated
2021/07/12 06:01:20 PM
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