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カテゴリ:スピリチュアル(精神世界)
今回は「観念」というものにフォーカスしてまとめたいと思います。観念とは、辞書で調べると、「物事に対する考え。見解」と出てきます。その観念が、私たちにどのような影響を与えているのかを見ていきましょう。
観念とは?観念とは、ここでは「この世界に対して区別、分別、決定すること」とします。
この世界は、明確に区別、分別する境界線が存在しません。常に変化しています。しかし、それを区別したり、分別したりするものが、人の中にある観念です。
苦しみとは抵抗です。目の前で起こる出来事に対し、「これはこうあるべき」というあなたの理想との差異が、抵抗を生みます。
あなたが、「これはこうだ」と意味づけを固めているから、あなたはそれ以外を考えることができないのです。抵抗とは、苦しみ、流れの妨げ、葛藤でもあります。
世界はありのまま存在しているあなたが何かを価値判断し、分別、決定することは、あなたの自己解釈です。それは、あなたの見方によって、その対象を裁くことになります。
解釈とは、「あなたにとって、どういう意味か」ということです。あなたが何かを価値判断し、分別、決定することは、あなたの限界を作り出します。限界とは束縛であり、自分自身から自由を奪い取っていることです。
世界はただありのまま存在しているだけです。何に意味づけもされていません。意味づけとは、あなた自身がしているのです。
起こることはただ起こる全ては自動的に起きています。思考が現われるその一瞬を目撃してみると、全てが自動的に起きていることを知ります。
束縛していたのは、誤った自己同一化です。あなたが何かを起こしているのではなく、あなたはただ、全てに気づいているだけです。ゆえに、起こることは、ただ自動的に起こっているのです。
大切なことは、「思考は本当の私ではない」と知ることです。そして唯一の妨げとは、「思考との誤った自己同一化」です。
「湧き上がる思考に巻き込まれること」 「思考に捕らわれること」 「その思考を自分だと勘違いして、思考そのものを追いかけ続け、考え続けること」 「いつまでも、自分がこう考えている、と認識していること」
思考がないところに、物語は存在しません。物語とは思考なのです。その思考が現われる瞬間を目撃することです。
観念を手放す方法以前、バシャールの本をまとめたときも、観念を手放す方法を書いたことがあります。
『観念は見つけ出すだけで、変わったことになります。なぜなら、観念を見つけたら、あなたのコントロール下に納まるからです。観念に気づいていない状態は、観念にコントロールされていることに気づいていない状態です。観念を見つけたことによって、コントロールされている状態から解放されるのです』
「思考が現われるその一瞬を目撃する」ということが、観念に気づく瞬間なのかもしれませんね。そして、気づいた瞬間、あなたの世界は少し広くなるのでしょう。
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
【参考文献】 ・観念を変えていい人生にしていくには?~バシャールまとめ⑪~(2021年2月18日記事)・“それ”は在る ある御方と探求者の対話 [ ヘルメス・J・シャンブ ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/03/03 07:30:06 AM
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