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カテゴリ:神奈川県
恥ずかしい告白をせねばなりません。いや、別に語らぬとも一向に構わないのですが、敢えて露悪的に告白するのですが、ぼくは呑兵衛の癖にマメなことにも行った酒場ー当然喫茶店もーをきっちりメモしています。それもエクセルなんてソフトを使っていざとなれば検索できるようにしてあるのてす。そこには未訪の酒場なりも当然登録されているわけで、なんかの拍子に勝手の知らぬ町に出向いた際に、それを参照することを目的としていたのです。それはなんとも合理的なことであるよと思っていたのです。が、しかしそうは問屋が降ろさぬ訳で、現代の必携ツールとなりつつあるスマホなんかでは、肥大化し尽くしてハイスペックなPCでも開くことはままならぬのでした。ということで、せっかくのデータも宝の持ち腐れとなっていて、無念であることこの上ない。でもまあ全く使えないわけでもなく、溝の口の酒場リストに今回訪れた酒場のことをメモしたところ、やけに片仮名ばかりであるなということに気付いてしまった次第であります。あまり追求するとボロが出そうなのでここまでにしておきますが、敢えて屋号を平仮名、ここまで漢字で書いてしまいましたが、ひらがなとすべきでした。溝の口の酒場を熟知する方であれば腑に落ちてもらえることと思います。さて、ひらがなで表記した未訪店を訪ねることにします。
まずは「やきとり ひさもと」です。駅からはちょっと歩きますがきっと通っていたのになぜにこれまで入らずにいたのか! そんな位に味のあるお店なのです。店の雰囲気も外観通りのとにかく心地良く、くつろぎたくなるような雰囲気で、それは店を守る女性お二人の柔らかい包容力がなせるものだと思わずにはいられません。人が店をつくると言ったりしますが、まずはお店側が良くなけりゃ、話にならない。こちらはその面で、過不足ないお店です。こんな良い店が当たり前にあるという溝の口という土地柄を羨みながらも、きっと住むことはないだろうなあとおもうのでした。 さっきのお店は酒場放浪記に出ていたらしい。それはまあどうでもいいことですが、そればかりを気にして呑み歩いている方にとっては「やきとり ゆたか」なんていう店はどう映るのでしょうか。ぼくだって俗物の極みなので、そうした店には立ち寄るようにしていますが、そのついでに立ち寄る店のほうがよほど面白い。なんて偉そうなことを言ってますが、このお店、何度も通り過ぎていたはずなのにこれまで素通りにしていたなんて、自分の目がいかに節穴だらけであることかとがっくりさせられるのでした。それにしてもこのお店の店内風景の素敵さ、遅まきながらも辿り着けてしみじみ良かったと感じられるのでした。女将さんのおっかないところなどもこの店らしい味として印象に残っています。この女将さんの焼いてくれるやきとんも悪くなくて、さらに好感度は上がります。ん〜、やっぱり溝の口に越すこと本気で考えてみようかしら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/12/05 08:53:47 AM
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